FTMOは、世界的に有名なプロップファームのひとつで、トレードスキルを証明することで最大200万ドルの資金を提供してもらえるチャンスがあります。
しかしその反面、「損失制限が厳しい」「ルールが複雑」など、気になるポイントも少なくありません。
この記事では、FTMOチャレンジの仕組みやルール、メリット・デメリット、出金方法までを徹底的に解説していきます。

これからFTMOにチャレンジしようとしているあなたは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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FTMOチャレンジとは?
FTMOチャレンジとは、トレーダーがFTMOから資金提供を受けるために、トレードスキルとリスク管理能力を評価される審査制度です。
評価は2つのフェーズで構成されており、「チャレンジフェーズ」と「検証フェーズ」の両方をクリアすることで、FTMOトレーダーとして認定されます。
チャレンジフェーズと検証フェーズの流れ
FTMOチャレンジは、以下の2段階の審査プロセスで進行します。
チャレンジフェーズ(Phase 1)は、トレーダーのスキルとリスク管理能力を評価する最初のステップです。
- 30日以内に、初期資金の10%の利益を達成しなければならない
- 損失リスク管理のため、1日の最大損失は5%、総損失は10%以内に抑えなければならない
これらの条件をすべて満たすことで、次の検証フェーズに進むことができます。
検証フェーズ(Phase 2)は、トレーダーの安定性を評価する最終ステップです。
- 60日以内に、初期資金の5%の利益を達成することが求められる
- 損失制限は1日の最大5%、総損失10%以内とチャレンジフェーズと同じ
条件をクリアすると、「FTMOトレーダー」として認定され、実際の資金を運用できます。
利益目標・損失制限などの基本ルール
FTMOチャレンジのルールは、トレーダーの資金管理能力を評価するために厳格に設定されています。
チャレンジフェーズ(Phase 1) | 検証フェーズ(Phase 2) | |
---|---|---|
期間 | 30日以内 | 60日以内 |
利益目標 | 初期資金の10%を達成 | 初期資金の5%を達成 |
1日の最大損失 | 5%以内 | 5%以内 |
全体の最大損失 | 10%以内 | 10%以内 |
最低取引日数 | 4日以上 | 4日以上 |
例えば、10,000ドルのプランに参加した場合、チャレンジフェーズでは1,000ドルの利益を目指し、検証フェーズでは500ドルの利益を達成する必要があります。
また、最低取引日数の4日以上という条件もあるため、一度に大きな利益を出してもすぐに合格できるわけではなく、安定した取引の継続が求められます。
チャレンジの合格条件と失格ルール
FTMOチャレンジをクリアするには、以下の合格条件を満たす必要があります。
- チャレンジフェーズ(Phase 1)
-
- 30日以内に、初期資金の10%の利益を達成する
- 1日の最大損失5%以内、総損失10%以内のルールを遵守する
- 最低4日間の取引を行う
- 検証フェーズ(Phase 2)
-
- 60日以内に、初期資金の5%の利益を達成する。
- 1日の最大損失5%以内、総損失10%以内のルールを遵守する。
- 最低4日間の取引を行う。
FTMOチャレンジに合格できれば、最大で20万ドル(約3,000万円)の資金を提供され、利益の最大90%を受け取れるため、リスクを抑えながら大きなチャンスを手にすることができます。
ただし以下のいずれかに該当すると、FTMOチャレンジは失格となります。
- いずれかのフェーズで、1日の最大損失(5%)または総損失(10%)を超えた場合
- 利益目標に達しなかった場合(Phase 1では10%、Phase 2では5%)
- 最低取引日数(4日)を満たさなかった場合
万が一、失格となった場合は、新たに再受験(有料)する必要があります。
ただし、FTMOでは「無料リトライ制度」があり、損失ルールを守ったうえで利益が出ていない場合に限り、もう一度無料で挑戦できます。



無料でリトライできるのは嬉しい制度ですね!
FTMOチャレンジのメリットとデメリット
FTMOチャレンジは、多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢ですが、一方でリスクや注意点も存在します。
ここでは、メリット・デメリットを詳しく解説し、FTMOが本当に自分に合ったサービスなのか判断できるようにします。
FTMOチャレンジのメリット
FTMOチャレンジには、資金提供や利益分配率の高さなど、多くのメリットがあります。
特に、FTMOの最大の強みは、「トレーダーが自分の資金をリスクにさらさず、大きな資金で取引できる」という点です。
以下、具体的なメリットを紹介します。
- 最大200万ドルの資金提供を受けられる
- 利益の最大90%を受け取れる
- 初期コストが比較的安い
- 失格しなければ無料で再挑戦できる
- 様々な金融商品を取引できる
FTMOチャレンジに合格すると、最大20万ドル(約3,000万円)の資金を提供され、スケーリングプランを利用すれば200万ドル(約3億円)まで増額可能です。
トレーダーは利益の80%を獲得でき、スケーリング適用後は最大90%の分配率に上がります。
また無料リトライ制度があり、条件を満たせば再挑戦も可能です。
FXのほか、株式・指数・仮想通貨など多様な資産をMT4・MT5・cTraderで取引できます。
FTMOチャレンジのデメリット
魅力的なメリットが多くある一方で、FTMOチャレンジには以下のようなデメリットや注意点もあります。
- チャレンジの難易度が高い
- 出金は14日に1回のみ
- クーポンや割引制度がほぼない
- サポートが日本語非対応
- チャレンジ料金が割高
FTMOチャレンジは、30日以内に10%の利益を出す必要があり、損失制限(1日5%、総10%)もあるため、初心者にはやや難易度が高めです。
出金は14日ごとに限られ、一部プロップファームのような毎週出金には対応していません。
参加費もやや高めですが、合格すれば全額返金される仕組みです。
FTMOチャレンジの出金方法
FTMOで利益を得た場合、トレーダーは以下の方法で出金を行うことができます。
出金の基本ルールは、以下のとおりです。
出金サイクル | 14日ごと |
---|---|
最低出金額 | 50ドル / 50ユーロ |
出金手数料 | 無料(銀行の手数料はユーザー負担) |
出金方法 | ・銀行振込(SEPA / SWIFT) ・仮想通貨(ビットコイン / イーサリアムなど) ・Skrill / Wise(旧TransferWise) |
出金手順
- ログイン後、ダッシュボード内にある「Payout」セクションへ進む
- 「Request Payout」をクリック
- 指定された期間の取引結果と利益が表示されるので確認
FTMOでは、以下の出金方法から選べます。
出金方法 | 対応通貨 | 備考 |
---|---|---|
銀行振込(SWIFT/SEPA) | USD / EUR 他 | 着金に2~5営業日かかる場合あり |
仮想通貨(BTC, ETHなど) | BTC, ETH 他 | ウォレットアドレスの指定が必要 |
Skrill / Wise | USD / EUR 他 | 対応地域による制限あり |
- 出金額を確認(利益の80% or 90%)
- 銀行情報、仮想通貨アドレス、Skrillメールアドレスなどを正確に入力
- 「Submit(送信)」をクリックして申請完了
通常、FTMOの処理は8時間以内に行われます。
ただし土日祝や金融機関の都合により、着金には2~5営業日程度かかる場合があります。
申請完了後は、メールでステータスの通知が届くので確認しましょう。
通常、出金処理は1営業日以内に行われ、銀行振込の場合は2〜5営業日以内に着金します。
出金時の注意点
FTMOは出金条件が明確で手続きもスムーズですが「思わぬミス」や「ルール違反」で出金できなくなるケースもあります。
- 14日サイクルなので、即日出金はできない
- FTMOチャレンジのルール違反(禁止トレード手法の使用など)があると出金ができない場合がある
- 利益の80%のみ受け取る(スケーリング適用後は90%)
FTMOの出金は14日ごとのサイクル制で、随時出金はできません。
損失制限(1日5%・総損失10%)を超えたり、禁止行為(経済指標直前の取引やマーチンゲール手法など)を行うと、利益が没収され出金できなくなります。
また、出金情報の入力ミスや最低出金額(50ドル)を下回る場合も、処理が遅れたり申請できないことがあります。
初回出金や高額出金の際には、本人確認書類が必要になる場合もあります。



安全に出金するためには、FTMOのルールを事前にしっかり把握しておくことが大切です。
FTMOチャレンジに関するよくある質問


FTMOを利用する際に、多くのトレーダーが疑問に思うポイントをまとめました。
以下のFAQを参考に、FTMOのルールを正しく理解しましょう。
FTMOチャレンジまとめ
FTMOは、トレーダーのスキルを評価し、最大200万ドルの資金を提供する世界的に有名なプロップファームです。
チャレンジフェーズと検証フェーズの2段階評価を通過した後、トレーダーは利益の最大90%を受け取ることができるチャンスがあります。
ポイントまとめ
- 2段階審査(チャレンジフェーズと検証フェーズ)で評価
- 最大90%の高い利益分配率
- 厳格な損失制限(1日5%、総損失10%)の遵守が必要
- 最低4日以上の取引日数が必要
- 14日ごとの出金サイクル


リスク管理能力と安定した取引スキルが求められますが、自己資金をリスクにさらさず大きな資金で取引できる大きなメリットがあります。
合格すれば参加費が全額返金される仕組みが用意されており、FXに加えて、株式・指数・仮想通貨など多様な金融商品を取引できる点も魅力です。
一方で、日本語サポートがないことや、出金が14日ごとに限定されていることなど、いくつかのデメリットも事前に理解しておく必要があります。



資金管理とルールの遵守を徹底できれば、FTMOチャレンジは、トレーダーとしての実力を証明し、大きな資金で取引するチャンスを得られる貴重な制度と言えるでしょう。