「海外FXの取引を始めるために何から準備すればいいのかわからない」
「MT4の操作方法で悩んでいる」
「取引手法を見つけられない」
海外FXは国内FXと比べて、高レバレッジでの取引が可能で、取引コストも抑えられるため、多くのトレーダーが利用しています。
しかし取引開始までの手順や実際の取引方法について、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、海外FXを始めるための具体的な手順から、実践的な取引手法まで、初心者の方でもわかりやすく解説していきます。
-
初心者向けガイド
【STEP5 海外FXの出金方法を学ぼう!】手数料や反映時間、出金拒否の対策を解説
-
初心者向けガイド
【STEP4 海外FXの取引方法を学ぼう!】MT4やデモトレード、初期費用、手法を徹底解説
-
初心者向けガイド
【STEP3 海外FXの入金方法を学ぼう!】海外FXの入金方法を解説!手数料・反映時間・おすすめの選び方
-
初心者向けガイド
【STEP2 自分に合った海外FX業者を選ぼう!】海外FX初心者におすすめ業者一覧と選び方!人気業者の口コミ評判や魅力も紹介!
-
初心者向けガイド
【STEP1 海外FXの基本を知ろう!】海外FXとは?初心者向けのやり方と魅力、危険性や副業としての活用方法を徹底解説
海外FXの取引を始める手順
海外FXを始めるには、まず信頼できる取引業者を選び、口座を開設する必要があります。
しかし数多くある海外FX業者の中から、安全で自分に合った業者を選ぶのは簡単ではありません。
以下の記事ではランキング形式で人気海外FX業者を紹介しているので、ぜひ業者選びにお役立てください。
実際に取引を始める前に、以下の手順を丁寧に進めていくことで、安全に取引を開始することができます。
取引業者の選び方
海外FX業者を選ぶ際は、以下のポイントを必ず確認しましょう。
以下の項目は、資金の安全性と取引の効率性に直接影響を与える重要な要素です。
- 金融ライセンスの保有状況
- 取引スプレッドの条件
- 最大レバレッジ
- 日本語サポートの充実度
- 入出金方法の豊富さ
特に金融ライセンスについては、単にライセンスを持っているかどうかだけでなく、どの国・地域のライセンスを保有しているかも重要です。
例えば、イギリスのFCA(金融行為規制機構)やオーストラリアのASIC(証券投資委員会)など、規制の厳しい国のライセンスを保有している業者は、より信頼性が高いと言えます。
また、スプレッドは取引コストに直結する要素です。
口座開設の手順
口座開設は、オンラインで完結する簡単な手続きです。
ただしマネーロンダリング対策の観点から、本人確認は厳格に行われます。
以下の手順に従って、正確に手続きを進めましょう。
- 公式サイトから口座開設フォームに入力
- 本人確認書類のアップロード
- 住所確認書類の提出
- 審査完了を待つ(通常1〜2営業日)
- ログイン情報の受け取り
口座開設フォームでは、氏名や住所、生年月日などの基本情報に加えて、投資経験や年収などの情報も求められます。
これは適合性の原則に基づく確認であり、虚偽の申告は口座凍結などのリスクがあるため、正直に回答しましょう。
必要な書類と注意点
海外FXの口座開設には、本人確認書類と住所確認書類の2種類が必要です。
- 本人確認書類
-
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード(顔写真付き)
- 住所確認書類
-
- 公共料金の請求書(3ヶ月以内)
- 住民票(3ヶ月以内)
- 健康保険証
書類の準備にあたっては、以下の点に特に注意が必要です。
請求書や住民票は発行から3ヶ月以内のものを用意する必要があり、期限切れの書類では口座開設が拒否される可能性があります。
またスマートフォンなどで書類を撮影する場合は、以下の点に気をつけましょう。
- 四隅まで鮮明に写っていること
- 文字が明確に読み取れること
- 影や光の反射がないこと
- カラーで撮影すること
口座開設後の重要確認事項
口座開設が承認されたら、実際の取引を始める前に以下の設定を必ず確認してください。
これらの設定は、取引戦略とリスク管理に直接関わる重要な要素となります。
- ログイン情報の保管
IDとパスワードを安全な場所に記録・二段階認証の設定
- 取引条件の確認
レバレッジ設定・スプレッド条件・取引可能時間
- 入出金方法の確認
利用可能な入金方法と手数料・出金時の必要書類・処理にかかる時間
これらの設定は口座開設時のデフォルト値から変更できるので、自分の取引スタイルに合わせて適切に設定しましょう。
初期費用の準備
海外FXを始めるにあたり、必要な初期費用は取引スタイルによって大きく異なります。
ここでは、取引資金の考え方と適切な金額の決め方について解説します。
取引スタイル | 推奨証拠金額 | 主な特徴 |
---|---|---|
スキャルピング | 20万円以上 | 小さな値動きで頻繁に取引 |
デイトレード | 30万円以上 | 日中の値動きで取引 |
スイングトレード | 50万円以上 | 数日から数週間保有 |
ただし、これらはあくまで目安であり、レバレッジを活用することで、より少額からの取引も可能です。
重要なのは、以下の3つの原則を守ることです。
- 生活に支障のない資金であること
- 損失を許容できる金額であること
- 余裕を持った証拠金管理ができる金額であること
取引プラットフォームMT4の設定と使い方
MT4(MetaTrader4)は、海外FX取引で最も広く使用されているプラットフォームです。
直感的な操作性と高度な分析機能を備えており、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
MT4の基本的な操作方法
MT4を効果的に使用するために、まずは基本的な操作方法を理解しましょう。
以下の機能は、取引を行う上で必ず使用する基本的なものです。
- チャートの基本操作
-
- 通貨ペアの切り替え方法
- 時間軸の変更方法
- チャート種類の選択(ローソク足、ライン、バーチャート)
- チャートの拡大・縮小
- 注文方法
-
- 成行注文の出し方
- 指値注文の設定方法
- 逆指値注文の使い方
- 注文の修正・キャンセル方法
特に注文操作では「ワンクリック注文」機能の有効・無効の設定に注意が必要です。
チャート設定と分析機能の活用
MT4の強みは、豊富なテクニカル分析ツールにあります。
以下の基本的なテクニカル指標の設定方法を覚えることで、より正確な相場分析が可能になります。
- 移動平均線(MA)
- ボリンジャーバンド
- RSI(相対力指数)
- MACD(移動平均収束拡散手法)
- ストキャスティクス
これらの指標は「挿入」メニューから簡単に追加できます。
ただし複数の指標を同時に使用すると、チャートが煩雑になり、かえって分析の妨げになる可能性があります。
初めは2〜3種類の指標に絞って、使用するのがおすすめです。
次に、トレード環境の設定を行いましょう。
- テンプレートの作成・保存
- お気に入りの通貨ペアの登録
- チャート色の設定
- 表示項目のカスタマイズ
トレード環境の設定は「テンプレート」として保存することで、次回起動時にも同じ環境で取引を開始できます。
最適な設定を見つけたら、必ずテンプレートとして保存しておきましょう。
初心者向けの基本的な取引手法
取引手法は、取引時間やスタイルによって大きく変化します。
初心者の方は、まず自分のライフスタイルに合った取引手法を見つけることが重要です。
それぞれの手法の特徴を理解したうえで、自分に合った方法を選びましょう。
大口トレードと小口トレードの違い
取引規模の選択は、資金管理において重要な要素の一つです。
以下の表で、大口と小口トレードの特徴を比較してみましょう。
大口トレード | 小口トレード | |
---|---|---|
必要資金 | 100万円以上 | 10万円程度 |
1回の取引量 | 10万通貨以上 | 1万通貨以下 |
リスク | 大きい | 小さい |
利益期待値 | 高い | 低い |
向いている人 | 経験者 | 初心者 |
初心者の方は、まず小口トレードから始めるようにしましょう。
小口から始めることで、実践的な経験を積みながら、リスクを最小限に抑えることができます。
スキャルピング
スキャルピングは、短時間で小さな値動きを狙う取引手法です。
数分から数十分の短時間で取引を完結させ、小さな利益を積み重ねていく手法となります。
この手法は手数料とスプレッドの影響を大きく受けるため、取引コストの低い業者を選ぶことが特に重要です。
また急激な相場変動時は危険なため、経済指標の発表時間は避けることをおすすめします。
- 狭いスプレッド
- 高い約定力
- 安定した通信環境
- 集中力の持続
デイトレード
デイトレードは、1日の中で取引を完結させる手法です。
前日の終値と当日の始値の差(オーバーナイトギャップ)のリスクを避けられるメリットがあります。
相場の変動が大きい時間帯を狙ってトレードすることで、比較的大きな値幅を取ることができます。
ただし仕事や学業がある場合は、取引可能な時間帯が限られることを考慮する必要があります。
- 東京市場(9:00〜15:00)
- ロンドン市場(16:00〜24:00)
- NY市場(22:00〜翌6:00)
スイングトレード
スイングトレードは、数日から数週間のポジションを持つ中期的な取引手法です。
日中の細かい値動きに惑わされることなく、大きなトレンドを捉えることを目指します。
この手法は、仕事や学業で忙しい方でも取り組みやすい特徴があります。
ただしスワップポイントの影響を考慮する必要があり、金利の高い通貨と低い通貨の組み合わせには特に注意が必要です。
- 日足チャート
- 週足チャート
- 経済指標カレンダー
- ファンダメンタル分析
取引を成功させるためのポイント
海外FXで継続的に利益を上げるためには、適切なリスク管理と取引ルールの設定が不可欠です。
ここでは、成功のための重要なポイントを解説します。
リスク管理と資金管理
リスク管理は、投資の基本中の基本です。
- 1回の取引での最大損失額を総資金の2%以内に抑える
- 同時に保有するポジション数を制限する
- 必ずストップロス(損切り注文)を設定する
- レバレッジは資金量に応じて適切に設定する
このルールは、市場の予期せぬ動きから資金を守るための重要な防衛線となるので、初心者の方は必ず守るようにしましょう。
経済指標やニュースを活用する
為替市場は、様々な経済指標やニュースに反応して動きます。
主要な経済指標の発表日時と予想値を把握しておくことで、リスクを抑えながらタイミングを見つけることができます。
- 雇用統計(米国)
- GDP(国内総生産)
- 中央銀行の金融政策
- CPI(消費者物価指数)
- PMI(購買担当者景気指数)
これらの指標の発表前後は、相場が大きく動く可能性があります。
継続的なトレードスキルの向上
FXの市場環境は常に変化しており、それに適応するためには定期的なスキルアップが欠かせません。
- 取引日時とエントリー理由
- 損益と反省点
- 市場環境の分析
- 感情の状態
この記録を定期的に振り返ることで、自分の取引の傾向や改善点を見つけることができます。
成功した取引だけでなく、失敗した取引からも多くを学ぶことができるので、ご自身のトレードを記録として残しておいてください。
海外FXでよくある質問
海外FXを始めようと考えている方々から、よく寄せられる質問について解説します。
これらの疑問点を理解することで、より安心して取引を始めることができます。
【STEP4 海外FXの取引方法を学ぼう!】まとめ
海外FXは、高いレバレッジと低コストで取引できる魅力的な投資手段ですが、適切な準備と知識が必要です。
この記事の重要なポイントを、以下にまとめました。
- 金融ライセンス、スプレッド、サポート体制を確認し、信頼できる業者を選ぶ
- デモ口座でMT4/MT5の基本操作とチャート分析手法を習得する
- スキャルピング、デイトレード、スイングトレードから自分に合った手法を選択する
- 総資金に対する損失許容額の設定とストップロスの活用でリスクを管理する
- 経済指標カレンダーを活用し、重要指標の影響を考慮した取引を行う
信頼できる業者選びと取引環境の整備を土台とし、デモトレードで実践的なスキルを磨き、自分に適した取引手法を見つけることが重要です。
海外FXは正しい知識と適切な準備があれば、十分に取り組める投資手段です。
この記事で解説した内容を参考に、着実にスキルを積み重ねていきましょう。
それでは、最後の【ステップ5】の記事に進みましょう!