FXトレードにおいて、抵抗線(レジスタンスライン)と支持線(サポートライン)の理解は必須項目です。
このラインは、価格の動きを予測するための基本的かつ重要なツールであり、多くのトレーダーがその位置を意識して取引を行っているためです。
当記事ではこの支持線、抵抗線に関しての基本的な説明から具体的な利用方法について詳しく解説していきます。
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それでは早速、本題に入っていきましょう!
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FXにおける抵抗線・支持線とは?見方・種類・設定値・引き方や手法などを初心者に向けて徹底解説
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FXにおけるレンジブレイクとは?見方・種類・設定値・使い方や手法などを初心者に向けて徹底解説
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FXにおけるトレンド転換・ブレイクとは?見方・種類・設定値・使い方や手法などを初心者に向けて徹底解説
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FXにおける三尊(ヘッドアンドショルダー)とは?見方・種類・設定値・使い方や手法などを初心者に向けて徹底解説
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FXにおけるリバーサルとは?見方・種類・設定値・使い方や手法などを初心者に向けて徹底解説
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FXにおけるフラッグとは?見方・種類・設定値・使い方や手法などを初心者に向けて徹底解説
チャートパターン一覧についてはこちらの記事で画像つきで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
FXにおける抵抗線・支持線の基礎知識
まず、はじめに抵抗線(レジスタンスライン)と支持線(サポートライン)について解説していきます。
抵抗線(レジスタンスライン)
このラインに達する若しくは極めて近い水準まで近づくと、売り圧力が増し、価格が下落(反発)に転じることが多いです。
支持線(サポートライン)
このラインに達する若しくは極めて近い水準まで近づくと、買い圧力が増して価格が上昇(反発)に転じることが多く見られます。
FXにおける抵抗線と支持線の引き方
抵抗線と支持線は、感覚的・直感的に引くものではありません。
抵抗線と支持線の引き方の手順は、下記の通りです。
Step1:過去(直近までの)の高値と安値を確認
まずは、時間足によって「チャート上に表示される高値と安値は変わってくること」を理解しましょう。
そして、下記のラインの重要度・優先順位に沿ってラインを引きます。
- 長期足で引かれるライン
- 中期足で引かれるライン
- 短期足で引かれるライン
時間足の種類
時間足は、主に3種類に分けられます。
- 上位足
-
- 週足
- 月足
- それ以上
これらのチャートは、長期トレンドの大きな流れや長期的なサポート・レジスタンスラインを確認するために使用され、長期投資や大局的な市場分析に役立ちます。
- 中位足
-
- 日足
- 4時間足
- 1時間足
- 30分足
これらのチャートは、短期トレンドやエントリー・エグジットのタイミングを見極めるために使用され、デイトレードやスイングトレードにおいて重要な時間足です。
- 下位足
-
- 1分足
- 5分足
- 10分足
- 15分足
これらのチャートは、細かな価格変動を分析し、短期的なエントリーポイントやストップロスを設定するために使用され、スキャルピングやデイトレードに適しています。
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それぞれ時間足の定義や特性が分かれば、トレード前の環境認識に役立ちます。
- 長期足(月足・週足)
- 中期足(日足・4時間足・1時間足・30分足)
- 短期足(15分足・10分足・5分足・1分足)
FXトレードをする際、まずは環境認識を行います。
市場の全体的な状況を理解するためには、短い時間軸ではなく長い時間軸で俯瞰することが大切です。
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トレードを行う際には、上記の順に時間足を確認してみてください。
複数のタッチポイントを確認
水平ラインを引く場所を見極めるためには、まず価格が複数回以上反発したポイントを探し出します。
反発した回数が多ければ多いほど、重要度が増すと捉えてください。
ローソク足の形状とパターンの確認
ローソク足の形状やパターンにも、注目してみましょう。
大きなヒゲや強い反発が見られる場所は、重要な抵抗線や支持線となり得ます。
取引量(出来高)の確認
取引量を確認しながらラインを引くと、より精度の高いラインが引けます。
Step2:水平ラインを引く
見つけた高値や安値をもとに、水平ラインを引きます。
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このラインが、抵抗線や支持線となります。
レジスタンスラインの引き方
チャートから過去の重要な高値を特定し、複数回反発した価格帯を見つけ、その高値を水平線で結びます。
このラインが上昇時の反転ポイントとなりやすく、売り圧力が強まる価格帯を示します。
サポートラインの引き方
チャートから過去の重要な安値を特定し、複数回反発した価格帯を見つけ、その安値を水平線で結びます。
このラインが下落時の反転ポイントとなりやすく、買い圧力が強まる価格帯を指しています。
FXにおけるトレンドラインとの関係
抵抗線や支持線は水平線で引かれるのに対して、トレンドラインは傾きのある線を引きます。
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これを連携させると、トレード判断の精度が上がりますよ。
FXの上昇トレンドラインの機能と引き方
価格の一連の高値と安値が徐々に高くなっている状態を視覚的に示し、トレンドの方向を明確にします。
上昇トレンドラインは、価格の下落を支えるサポートとして役割を果たし、トレンドの持続を判断するのに役立ちます。
レジスタンス・サポート機能
上昇トレンドラインは、相場における価格が上昇する際の支持線です。
- 上限ラインはレジスタンスラインとなり、価格がこのラインに接触すると反発して下落することが多い
- 下限ラインはサポートラインとして機能し、価格がこのラインに接触すると反発して上昇するケースが多く見られる
また上昇トレンドラインを下抜けると、トレンドの反転を示唆することもあります。
上昇トレンドラインの引き方
上昇トレンドラインは、上昇中の価格の安値を結んで引きます。
- チャート上で最低2つ以上の重要な安値を見つける
- それらを結ぶ直線を引く
このラインが価格の下落を支えるサポートの役目をしてくれて、トレンドの持続や転換を判断するための指標となります。
FXの下降トレンドラインの機能と引き方
これは、価格の一連の高値と安値が徐々に低くなっている状態を指しています。
下降トレンドラインは、価格の上昇を抑えるレジスタンスとなり、トレンドの持続を判断する際に使います。
レジスタンス・サポート機能
下降トレンドラインは、価格が下降する際のレジスタンス線です。
- 上限ラインはレジスタンスラインとなり、価格がこのラインに接触すると反発して下降することが多い
- 下限ラインはサポートラインとなり、価格がこのラインに接触すると反発して上昇することがある
また、下降トレンドラインを上抜けると、トレンドの反転を示唆することもあります。
下降トレンドラインの引き方
下降トレンドラインは、下降中の価格の高値を結んで引きます。
- チャート上で最低2つ以上の重要な高値を見つける
- それらを結ぶ直線を引く
このラインが価格の上昇を抑えるレジスタンスの役割を担い、トレンドの持続や転換を判断する指標となります。
FXにおける抵抗線と支持線の活用法
抵抗線や支持線を用いたトレード手法をマスターすることで、市場の動きを的確に捉え、エントリーとエグジットのタイミングを見極められます。
ここでは、このラインを利用した具体的なトレード手法を詳しく紹介します。
FXにおけるブレイクアウト戦略
価格が抵抗線を上抜けた場合、その後さらに上昇する可能性が高いと予測して買い注文を出し、支持線を下抜けた場合は売り注文を出します。
具体的には、下記2点の方法があります。
それぞれの方法を詳しくみていきましょう。
ブレイクアップ
ブレイクアップでは、価格が抵抗線を上抜けた場合、その後さらに上昇する可能性が高いと予測し、買い注文を出します。
この際、出来高の増加を確認し、ブレイクの信頼性を判断します。
価格が抵抗線を明確に越えた後、リターンムーブを待ってからエントリーするとより安全です。
またストップロスを抵抗線の直下に設定し、リスク管理を徹底して下さい。
ブレイクダウン
ブレイクダウンでは、価格が支持線を下抜けた場合、その後の下降を見越して売り注文を出します。
出来高が増加しているかを確認し、ブレイクの信頼性を見極めます。
価格が支持線を明確に下回った後、リターンムーブを待ってからエントリーをして、信頼性を高めましょう。
FXにおけるリバウンド戦略
リバウンド戦略では、価格が抵抗線に近づいた際に売り、支持線に近づいた際に買うことで利益を狙います。
以下のような反発の兆候を示すローソク足のパターンやオシレーター指標を確認します。
- ピンバー
-
長い上ヒゲや下ヒゲを持つローソク足で、反発の強い兆候を示します。
抵抗線や支持線に接近したピンバーは、反発ポイントとなります。
- カラカサ
-
下落後に出現し、短い実体と長い下ヒゲを持つローソク足で、反発の強い兆候を表しています。
支持線付近でのハンマーは、買いシグナルです。
- 流れ星
-
上昇後に出現し、短い実体と長い上ヒゲを持つローソク足で、反転の強い兆候を指しています。
抵抗線付近でのシューティングスターは、売りシグナルです。
- 包み足
-
大きなローソク足が前のローソク足の実体を包み込む形状で、強い反発の兆候を示します。
抵抗線や支持線付近での包み足は、反転のサインです。
FXにおける抵抗線・支持線と他のテクニカル指標との併用手法
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トレードの精度を向上させるには、ボリンジャーバンドや移動平均線などの他のテクニカル指標と組み合わせるのが有効です。
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たとえば、価格が支持線に近づき、同時にボリンジャーバンドの下限に達した場合、反発する可能性が高いと判断できたりします。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
移動平均線と抵抗線・支持線の併用手法
一般的には、以下の移動平均線が使用されます。
- 短期(例:5日、10日)
- 中期(例:50日)
- 長期(例:200日)
- 単純移動平均(SMA)
- 指数移動平均(EMA)
この移動平均線は、支持線と抵抗線と同じ効果を期待できます。
- サポートラインとしての移動平均線
-
上昇トレンド中に、価格が短期・中期の移動平均線に接近すると、支持線として機能することがあります。
この場合、移動平均線と支持線の重なるポイントを買いエントリーポイントとします。
- レジスタンスラインとしての移動平均線
-
下降トレンド中に、価格が短期・中期の移動平均線に接近すると、抵抗線としての役割を果たす場合があります。
この場合、移動平均線と抵抗線の重なるポイントを売りエントリーポイントとします。
ボリンジャーバンドと抵抗線・支持線の併用手法
バンドは、標準偏差で算出されます。
このボリンジャーバンドは、支持線と抵抗線と同じ効果を期待できます。
- サポートラインとしてのバンド下限
-
価格がバンドの下限に達し、支持線に接触した場合、反発の兆候と見なして買いエントリーポイントとします。
- レジスタンスラインとしてのバンド上限
-
価格がバンドの上限に達し、抵抗線に接触した場合、反転の兆候と見なして売りエントリーポイントとします。
フィボナッチリトレースメントとトレンドラインの併用手法
このフィボナッチリトレースメントも、支持線と抵抗線と同じ効果が期待できます。
- 支持線としてのフィボナッチレベル
-
上昇トレンド中に、価格がフィボナッチリトレースメントの主要な支持レベル(例:38.2%や61.8%)に接近すると、支持線として機能することがあります。
この場合、フィボナッチレベルと支持線の重なるポイントを買いエントリーポイントとします。
- レジスタンスラインとしてのフィボナッチレベル
-
下降トレンド中に、価格がフィボナッチリトレースメントの主要な抵抗レベル(例:38.2%や61.8%)に接近すると、抵抗線として機能する時があります。
この場合、フィボナッチレベルと抵抗線の重なるポイントを売りエントリーポイントとします。
RSI(相対力指数)と抵抗線・支持線の併用手法
一般的に30以下が売られ過ぎ、70以上が買われ過ぎと判断されます。
- 支持線とRSIの併用
-
価格が支持線に接近し、RSIが30以下で売られ過ぎを示している場合、反発の可能性が高く、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とRSIの併用
-
価格が抵抗線に接近し、RSIが70以上で買われ過ぎを示している場合、反転の可能性が高く、売りエントリーポイントとします。
MACDと抵抗線・支持線の併用手法
MACDラインとシグナルライン(MACDラインの移動平均)が交差するポイントが売買シグナルとなります。
- 支持線とMACDの併用
-
価格が支持線に接近し、MACDラインがシグナルラインを上抜けた場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とMACDの併用
-
価格が抵抗線に接近し、MACDラインがシグナルラインを下抜けた場合、売りエントリーポイントとします。
FXでのストキャスティクスと抵抗線・支持線の併用手法
このインジケーターは過剰な売買を示すため、抵抗線や支持線と組み合わせることで、トレンドの転換点や反転のタイミングを捉えやすくなります。
- 支持線とストキャスティクスの併用
-
価格が支持線に接近し、ストキャスティクスが20以下から上昇する場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とストキャスティクスの併用
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価格が抵抗線に接近し、ストキャスティクスが80以上から下降する場合、売りエントリーポイントとします。
CCI(商品チャンネル指数)と抵抗線・支持線の併用手法
これは価格の異常な偏差を捉えるため、抵抗線や支持線と併用することで、効果的なエントリーポイントを見つけられます。
- 支持線とCCIの併用
-
価格が支持線に接近し、CCIが-100以下から上昇する場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とCCIの併用
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価格が抵抗線に接近し、CCIが+100以上から下降する場合、売りエントリーポイントとします。
パラボリックSARと抵抗線・支持線の併用手法
このインジケーターはトレンドの継続を示すため、抵抗線や支持線との併用で、トレンドフォローの精度を向上させます。
- 支持線とパラボリックSARの併用
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価格が支持線に接近し、パラボリックSARが価格の下に位置した場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とパラボリックSARの併用
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価格が抵抗線に接近し、パラボリックSARが価格の上に位置した場合、売りエントリーポイントとします。
ATR(平均真実レンジ)と抵抗線・支持線の併用手法
ATRは価格の変動の大きさを示すため、抵抗線や支持線と併用すると、トレンドの強さが確認できます。
- 支持線とATRの併用
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価格が支持線に接近し、ATRが上昇している場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とATRの併用
-
価格が抵抗線に接近し、ATRが上昇している場合、売りエントリーポイントとします。
ADX(平均方向性指数)と抵抗線・支持線の併用手法
トレンドの強さを示すため、抵抗線や支持線と一緒に使うことで、トレンドフォローのタイミングを見極めるのに役立ちます。
FXでの抵抗線と支持線との併用方法
- 支持線とADXの併用
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価格が支持線に接近し、ADXが20以上で上昇している場合、買いエントリーポイントとします。
- 抵抗線とADXの併用
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価格が抵抗線に接近し、ADXが20以上で上昇している場合、売りエントリーポイントとします。
FXにおける抵抗線と支持線がトレーダーへもたらす心理的な影響
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抵抗線と支持線がトレーダーへもたらす心理的な影響はエントリー・エグジットする際のバイアスに大きく影響します。
トレーダーに安心感や恐怖心を与え、市場での行動パターンを作り出しています。
サポートラインへのFXトレーダーの心理状況
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このラインが与えるトレーダーへの影響と、マーケットの動きにどのように反映されるかについて見ていきましょう。
信頼と安心感
サポートラインは、価格がこれ以上下がらないと多くのトレーダーが考える価格帯です。
このラインに価格が近づくと、買い注文が増えやすく、トレーダーは「このレベルで反発するだろう」という安心感を持ちます。
逆張り戦略
多くのトレーダーがサポートラインを信頼し、価格がサポートラインに接近すると買いポジションを持ちます。
その結果、価格が反発しやすくなります。
損切り注文の集中
サポートラインを下抜けると、多くのトレーダーが損切り注文を発動させます。
これが急激な価格下落を引き起こす可能性があります。
レジスタンスラインへのFXトレーダーの心理状況
売り圧力の増加
レジスタンスラインは、価格がこれ以上上がらないと多くのトレーダーが考える価格帯です。
このラインに価格が近づくと、売り注文が増えやすくなります。
利確のポイント
多くのトレーダーがレジスタンスラインを利確のポイントとして利用します。
これにより、価格がこのラインに近づくと売り圧力が増し、反転する場合があります。
ブレイクアウトの期待と失望
価格がレジスタンスラインを突破すると、多くのトレーダーがブレイクアウトとして新たな上昇トレンドを期待して買い注文を入れます。
逆に、突破できない場合は失望感から売り圧力が増します。
FXトレードでの実践的な併用方法
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具体的な練習方法として、過去のチャートを使って抵抗線や支持線を引くことをおすすめします。
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例えば、日足チャートを見て、重要な高値と安値を探し、それを基にラインを引きます。
また仮想トレードを行い、抵抗線や支持線を利用した戦略を試すことも有効です。
- 各取引業者が用意するDemotrade
- TradingviewやMT4
ここでFXにおける環境認識と線の引き方を再度見てみましょう。
- ①長期足→中期足→短期足の環境認識をする
-
相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、横ばいトレンドなのか判断します。
- ②トレンドラインを引く
-
同時に抵抗線・支持線と複数繰り返しているポイントを確認し、水平線を引きます。
エントリーのタイミングと注意点について
抵抗線や支持線に達した時点でのエントリーは、効果的なトレード戦略の一つですが、注意すべきポイントがいくつかあります。
偽(ダマシ)のブレイクアウトに注意
抵抗線や支持線に達した後、価格が一時的にラインを突破しても、その後すぐに元のトレンドに戻ることがあります。
これを「偽のブレイクアウト」と呼びます。
他のテクニカル指標との併用
抵抗線や支持線だけでなく、移動平均線やボリンジャーバンド、RSIなどの他のテクニカル指標も併用して、エントリーの根拠を強化しましょう。
トレードボリュームの確認
抵抗線や支持線に達した際の取引量を確認します。
高い取引量が伴う場合、そのラインが強力であることを示しています。
エントリーポイントの分散
一度に全ポジションを取るのではなく、部分的にエントリーすることでリスクを分散しましょう。
例えば、価格が抵抗線に達した時点で半分のポジションを取り、ラインを明確に越えた後に残りのポジションを追加するなどです。
損切り(ストップロス)の設定
エントリーする際には、必ず損切り注文(ストップロス)を設定して、想定外の価格変動による損失を限定します。
ニュースやイベントの確認
重要な経済指標の発表やニュースが控えている場合、それらが価格に大きな影響を与える可能性があるため、注意しましょう。
FXトレードで活用可能な自動ツールの活用
最近では、抵抗線や支持線を自動で描画するインジケーターやツールが多くあります。
ここからは、特にトレーダーから利用されているプラットフォームを紹介します。
MT4
MT4(MetaTrader 4)は、多くのトレーダーに利用されている強力な取引プラットフォームです。
MT4には、抵抗線(レジスタンスライン)と支持線(サポートライン)を自動で描画するインジケーターが豊富に揃っています。
MT4でインジケーターを設定する方法は下記を参考にして行ってみましょう。
- ブローカーのウェブサイトからMT4をダウンロードしてインストール
- インストールが完了したら、MT4を起動し、取引口座にログイン
左側の「ナビゲーター」ウィンドウから分析したい通貨ペアや金融商品を選んで、チャートを開く
- MT4を再起動し、ナビゲーターウィンドウの「カスタムインジケーター」をクリック
- ダウンロードしたインジケーターがリストに表示されていることを確認
- 抵抗線と支持線を自動描画するカスタムインジケーターをインターネットからダウンロード
(「Auto Support and Resistance」や「Pivot Points」などが人気) - ダウンロードしたインジケーターのファイル(.mq4または.ex4)をMT4の「Indicators」フォルダにコピー
- チャート上で右クリックし、「インディケータリスト」から「カスタムインジケーター」を選択
- 目的のインジケーターをダブルクリック
- インジケーターのパラメータウィンドウが開いたら、必要に応じて設定を調整する
- 期間
- 色
- ラインの太さ など
- 設定を完了すると、インジケーターが自動でレジスタンスラインとサポートラインをチャート上に描画する
- これらのラインを基にトレードのエントリーポイントやエグジットポイントを考慮する
TradingView
アカウントを持っていない場合は、新規登録を行ってからログインする
ログイン後、トップメニューの「チャート」をクリックし、分析したい金融商品のチャートを表示させる
チャート画面の上部にある「インジケーター」ボタンをクリックする
- 「インジケーター」ウィンドウが開いたら、検索バーに「レジスタンス」と入力する
- 自動でレジスタンスラインとサポートラインを描画するインジケーターを探す
- 「Auto Support and Resistance」や「Pivot Points」などのインジケーターが一般的に使用される
- 希望するインジケーターをリストから選び、クリックしてチャートに追加
- チャート上に追加されたインジケーターの設定アイコン(歯車アイコン)をクリックし、必要に応じてパラメータを調整
- 期間設定
- ラインの表示形式
- 色の変更など。
- インジケーターが自動で描画したレジスタンスラインとサポートラインを確認する
- これらのラインを基に、トレードのエントリーポイントやエグジットポイントを考慮する
抵抗線と支持線に関するよくある質問

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抵抗線と支持線に関するよくある質問をまとめました。
わかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
抵抗線(レジスタンスライン)と支持線(サポートライン)は、FXトレードにおいて必ずマスターしなければならない必須の技術です。
多くのトレーダーが日々これらのラインを利用して市場の動きを予測し、トレード戦略を立てています。
しかし、残念ながら正確な引き方を理解していない場合も少なくありません。
また、単に抵抗線や支持線を引くだけで終わりではないということです。
ラインを引いた後が本当の勝負であり、適切なエントリーポイントやエグジットポイントを見極め、リスク管理を徹底してトレードを行うことが成功の鍵となります。
これで、偽のブレイクアウトに惑わされず、安定したトレード成果を上げられるでしょう。
当記事ではこれまでに、抵抗線と支持線の意味や引き方を解説してきましたが、適格なラインを引く為には、日々ラインを引き続けるということです。
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ご自身の考えたラインが想定と違ったとしても、気にすることはありません!
重要なのは、何故想定外であったのかを検証し、再度実践し続けてみることです。
当記事が日々のトレードの勝率向上に貢献して頂ければ嬉しく思います。
「FX取引を始めたい」「業者選びに悩んでいる」という方には、海外大手FXランキング記事で比較しているので、ぜひご覧ください。
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