こんにちは、ルナです🦊
本日15:00、英国の失業率と雇用市場データが発表されます。ポンド相場に直接影響する重要イベントで、特に雇用の強弱は英中銀(BOE)の金融政策にも直結するため、注目度大です。
市場背景と注目ポイント
直近の調査では、英国の労働市場に陰りが見えています。
- Reuters:3ヶ月以内に採用予定の企業は57%にとどまり、パンデミック以降最低水準。
- The Guardian:初任給の伸びが止まり、採用計画も勢いを欠くなど企業は慎重姿勢。
- FT:正社員採用も低水準で、賃金の伸び悩みとあわせ景気の足取りの重さが鮮明。
市場では「失業率悪化=景気減速懸念でポンド売り加速」がメインシナリオ。
一方、改善が見られればショートカバーによる小幅反発の可能性もあります。
ポンドポジション傾向
最新のCFTC建玉明細(COT)やIMMポジション分析では、ポンド売り(ショート)が優勢です。
- MUFG IMM分析(8月8日週):ショート積み増しが鮮明📉
- CFTC COTレポート(8月8日公表):GBP/USDのネット・ショートは–33,300枚(出所:Investing.com)
市場全体が弱気ムードのため、ネガティブサプライズに反応しやすい環境です。
発表後のシナリオ
- 予想以上に悪化
→ ポンド売り加速。GBP/JPYは下値を試す展開に。 - 小幅悪化〜予想通り
→ 弱気基調維持で横ばい、または限定的下落。 - 改善(失業率低下)
→ ショートカバーで急反発。ただし持続性は限定的の可能性。
トレード戦略のヒント
現状は「弱めの雇用データ=ポンド売り加速」がメインシナリオ。
ただしショートが積み上がっているため、改善サプライズなら反発が早い展開も想定されます。
安全策としては、発表直後の乱高下を避け、方向感が見えてから入る“セカンドチャンス戦略”がおすすめです。
例:
- 失業率悪化&賃金低下 → ポンド売り継続狙い
- 失業率改善&賃金上昇 → ポンド買い戻し狙い
まとめ
本日の英国失業率発表は、数字だけでなく賃金動向や雇用の質も注目すべきポイントです。
市場は弱気に傾いており、悪化すれば売り加速、改善すれば急反発の可能性も。
事前にシナリオを整理し、ポジションと損切りルールを明確にして臨みましょう。