FXドル円トレーダーの皆様、東京時間では、150.25円から1501.01円で推移しました。
本日のドル円はISM製造業景況指数に注目。
初心者の方でもわかりやすいISM製造業景況指数に注目する日の戦略を紹介します。
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為替市場の今:ドル/円相場の動向と背景
東京市場のドル円相場について解説します。
トランプ政権の関税政策が市場に影を落とす
アメリカのトランプ政権が明日にもメキシコとカナダへの関税発動を予定しており、中国への追加関税も表明していることから、国際貿易に緊張が走っています。
中国共産党系メディアの環球時報によれば、中国側も米国の関税発動に対する報復措置を検討中と報じられています。
このような状況について、三井住友銀行の鈴木浩史チーフ為替ストラテジストは「中国による報復はある程度市場に織り込まれていたものの、それが報復の応酬に発展すれば、リスク資産には下押しがかかり、円高圧力になる」と分析しています。
午後の為替市場:小幅なドル安/円高で推移
本日午後3時のドル/円相場は、前週末のニューヨーク市場終盤から小幅なドル安/円高となり、150円台半ばで取引されています。
朝方には一時151.02円まで上昇する場面も見られましたが、仲値公示前後では実需の売りが出たことで150円台前半まで値を下げました。
その後は150円台前半を中心に売買が交錯する展開となっています。
市場では米国による関税発動を翌日に控え、貿易摩擦の深刻化による景気減速への警戒感が上値を抑える要因となっています。
投機筋の動向が相場の鍵を握る
米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによると、2月25日時点で非商業部門(投機筋)の円買いの持ち高は17万1751枚と過去最大を更新しました。
買いから売りを差し引いたネットポジションでも買い越しは9万5980枚と、これも過去最大となっています。
あおぞら銀行のチーフ・マーケット・ストラテジストである諸我晃氏は、このように投機的な円買いが積み上がっている状況について「ドル/円が下げたところでは投機筋の買い戻しが入りそうだ」と指摘しています。

貿易摩擦の影響:為替市場への波及効果
貿易摩擦の影響を解説します。
米中間の緊張が世界経済に与える影響
トランプ大統領が中国への追加関税を表明する中、中国側も対抗措置を検討しているとされています。
このような大国間の貿易摩擦は、単に両国間の問題に留まらず、グローバルサプライチェーンの混乱や世界経済全体の成長鈍化につながる可能性があります。
特に中国は世界の工場としての役割を果たしており、中国経済の減速は多くの国々の輸出入に影響を及ぼすことが予想されます。
市場では、こうした貿易摩擦の深刻化による景気減速への警戒感が強まっています。
関税政策が為替相場に与える影響
トランプ政権が4日に対メキシコ・カナダへの関税を発動する構えを示していることは、北米自由貿易協定(NAFTA)の後継である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の有効性に疑問を投げかけるものです。
このような貿易政策の変更は、輸出入企業のコスト構造に直接影響し、それが為替需給にも波及します。
特に自動車産業など北米での生産網が緊密に統合されている業界では、関税によるコスト増加が価格競争力を損なう恐れがあります。
短期的な市場見通しと注目ポイント
今週は米国で複数の経済指標が発表される予定で、本日のISM製造業景気指数をはじめとするデータが市場の方向性を左右する可能性があります。
三井住友銀行の鈴木氏は「投機筋の円買いの巻き戻しに伴う円安圧力もあり、米金利の低下に対するドル/円の反応は足元で限定的になっている」と分析しています。
つまり、米経済指標が市場予想を下回り米国債利回りが低下したとしても、それがすぐに大幅な円高・ドル安につながるわけではないという見方です。
ISM製造業景況指数(ISM Manufacturing Report On Business)は、全米の製造業の300人以上の購買・供給管理の役員に、生産、新規受注、在庫、価格、雇用などの項目について、前月と比較し、「良い」、「変わらず」、「悪い」から選択してもらい、結果をパーセンテージで表したものです。
日米金融政策の影響:円相場の行方
日米の金融政策の影響について解説します。
日銀の利上げ方向と市場の反応
日本銀行は長期間続いた超緩和的な金融政策からの正常化を進めており、市場では今後も利上げ方向での政策調整が予想されています。
あおぞら銀行の諸我晃氏が指摘するように、利上げ方向にある日銀の政策スタンスは円を「売りづらい」通貨にしています。
日本と他の主要国、特に米国との金利差縮小が見込まれることは、理論的には円高要因となります。
しかし現状では、投機筋のポジション調整などの短期的な要因が絡み合い、円高トレンドが明確になっているわけではありません。
米国の経済指標と金融政策の展望
米国では今週、ISM製造業景気指数をはじめとする複数の重要経済指標の発表が予定されています。
これらの指標は米国経済の健全性を測る重要なバロメーターであり、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定にも影響を与えます。
三井住友銀行の鈴木浩史氏が指摘するように、「米金利の低下に対するドル/円の反応は足元で限定的」となっていますが、これは投機筋のポジション調整という短期的な要因によるものと考えられます。
日米金利差と為替相場の相関関係
日米の金利差は伝統的にドル/円相場の重要な決定要因とされてきました。
一般的に、金利差が拡大するとより高い金利を求める資金移動が起こり、金利の高い通貨が買われる傾向があります。
現在、日銀が利上げ方向に舵を切る一方、米国では経済指標次第では利下げ観測も出ている状況です。
このような金融政策の方向性の違いは、理論的には日米金利差の縮小につながり、円高・ドル安要因となります。
2025年3月3日のトレード戦略まとめ:ドル円の上値は153円00銭、下値は149円00銭
本日はISM製造業景況指数に注目。
ドル円の上値は153円00銭、下値は149円00銭と予想します。
FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。
以上、3月3日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。
今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。

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