こんばんは!FX初心者のみなさん、今日は特に重要なイベントがあります。それが「ジャクソンホール会議」です。
名前だけ聞くと、アメリカのローカルな会議のように思えるかもしれませんが、実は世界中の投資家が注目する超重要イベントなんです。
今回は、このジャクソンホール会議とは何か、なぜ注目されるのか、そしてFXのトレードスタイル別にどんな戦略を取ればよいかを初心者の方向けに解説していきます。
ジャクソンホール会議ってなに?
ジャクソンホール会議とは、アメリカ・ワイオミング州のジャクソンホールで毎年夏に開かれる経済シンポジウムのことです。ここには世界中の中央銀行総裁や著名なエコノミストが集まり、世界経済や金融政策について議論します。
特に注目されるのが、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言です。パウエル議長が「利上げを続ける」と言えばドルが急騰し、「利下げの可能性」を示せばドルが急落することもあります。
実際に過去には:
2022年:パウエル議長のタカ派発言でドル急騰、株価急落
2023年:ドルが一度下落した後に反発
といった大きな値動きが起きており、為替だけでなく株式・債券・商品市場にも波及しました。

どうしてFX初心者も気をつけるべきなの?
発表直後は相場が大きく動くため、短時間で利益が取れる可能性もありますが、その分リスクも非常に高いです。
特に注意すべきは:
⚠️ 発表直後はスプレッド(売値と買値の差)が大きく広がる
⚠️ スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)が発生しやすい
⚠️ 一瞬で数十pips動くため、損切りが間に合わないリスク
つまり初心者にとっては「大きなチャンス」にも「大きな危険」にもなり得るイベントです。


トレードスタイル別の戦略ポイント
では、FX初心者の方がどのように臨めばいいのかを、トレードスタイル別に整理してみましょう。
- スキャルピング(超短期取引)
注意点:発表直後の乱高下は危険!
戦略:値動きが落ち着いた後、方向性が見えてから「順張り」で小さく狙う
利確・損切り:数pips〜10pips程度。逆行したら即損切り。
👉 ポイントは「発表直後に飛び込まない」こと。
- デイトレード(当日内取引)
注意点:発表前にポジションを持ち越すのはリスク大。
戦略:乱高下はスルーし、方向性が見えた後に「押し目買い」や「戻り売り」。
利確・損切り:30〜100pips程度を目安。損切りは直近高値・安値を基準に。
👉 「トレンドの初動を取る」意識が大事です。
- スイングトレード(数日〜数週間)
注意点:ジャクソンホールは中長期トレンドの転換点になる可能性大。
戦略:発表直後ではなく、1〜2日方向性を見極めてから参入。FRBの政策姿勢を確認。
利確・損切り:利確は数百pips単位も。損切りは週足レベルのサポート・レジスタンスを基準に広めに。
👉 短期の乱高下ではなく、中長期の流れを重視。
今夜のトレードまとめと初心者へのアドバイス
・ジャクソンホール会議は世界中の投資家が注目する超重要イベント
・発表直後は危険が多いため初心者は無理に飛び込まない
・トレードスタイルに応じた戦略を持つことがリスク管理につながる
特に初心者の方におすすめしたいのは、「発表直後は様子を見る」という姿勢です。焦って飛び込むと、思わぬ損失につながりやすいので注意してください。
今夜23時、パウエル議長の発言で相場がどの方向に動くのか、世界中が注目しています。ぜひ安全に、そして冷静に相場を見守りましょう!



