FXドル円トレーダーの皆様、東京時間では、147.09円から147.85円で推移しました。
本日のドル円は米国株価と金利に注目。
初心者の方でもわかりやすい米国株価と金利に注目する日の戦略を紹介します。
これからFX取引を始めたいとお考えの方に向けて、人気海外FX業者をランキング形式で紹介している記事も用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

為替市場における円高傾向の最新動向
東京市場のドル円の動向について解説をします。
本日からサマータイム!1時間早い取引になるので注意!
毎年3月の第2日曜日から11月第1日曜日までの間は、時計の針を1時間だけ早めます。
2025年のサマータイムは、3月9日(日)からはじまり、11月2日(日)に終わります。
ドル円相場、147円台半ばで推移
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の147円半ばで推移しています。
朝方も147円半ばでの動きが続いていましたが、米金利の低下や国内金利の上昇を背景に一時147.10円まで軟化しました。
その後は買い戻しも活発化し、正午にかけて147円後半へじり高となった後、売買が交錯しています。
ドルの下落ペースは鈍化しているものの、関税の影響による米景気腰折れへの懸念がドルの下押し材料となっており、市場の方向感にも影響を与えています。
徐々に進むドル離れの兆候
利食いが入りつつも、ペースは緩やかながらドル安の傾向が続いています。
軟調な米経済指標やトランプ米大統領の不規則発言に伴うリスク回避の動きから「ドル離れ」が起きているとの声が国内金融機関の為替担当者から聞かれます。
市場関係者からは「米国の景気腰折れの可能性やスタグフレーション懸念、トランプ氏の政策の方向性の不透明感という観点から、トランプトレードが巻き戻されている」との分析も出ており、米国の政策不透明感がドル売り要因となっています。
日銀の利上げ観測が円高を後押し
主要国で唯一、利上げを進める日本の円に資金が流入している状況が続いています。
今週は12日に春闘の集中回答日があり、この結果次第では日銀のさらなる利上げ観測が高まる可能性もあります。
各国の中央銀行が利下げに転じる中、日本だけが利上げサイクルにあるという状況は円買いの流れを強める要因となっています。
日銀の金融政策正常化への期待から、内外金利差の縮小を見込んだ円買いが進んでいる状況です。
投機筋の動向とポジション分析
機関投資家の動向について解説をします。
円買いポジションが過去最大を維持
投機筋の円買いは過去最大を維持しており、市場のセンチメントを反映しています。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、円のロングポジションは4日終了週に18万3955枚と、前週の17万1751枚から増加しました。
ネットでは9万5980枚から13万3651枚に増えており、投機的な円買いポジションが積み上がっていることがわかります。
この状況は短期的な円高圧力となっていますが、ポジション調整のリスクも内包しています。
個人投資家の様子見姿勢が続く
外為どっとコム総合研究所調査部長の神田卓也氏は、「個人投資家からは腰を据えたドル買いは入れづらいとの声がある」と話しています。
市場全体としては短期筋中心の「にわか円ロング」が増えている状況で、方向感を探る展開が続いています。
個人投資家は政策不透明感からドル買いに慎重になっており、様子見姿勢が強まっています。
この状況は当面続く可能性があり、市場の流動性にも影響を与えています。
米経済指標次第では反転の可能性も
神田氏は米指標などの結果次第では円安方向への動きも加速しやすいとの見方を示しています。
現在は円買いポジションが偏っている状況ですが、米経済指標が予想を上回る強い内容となれば、急激なポジション調整が起きる可能性もあります。
投機的な円買いが過熱している分、何らかのきっかけで反転した場合には、急速に円安方向へ振れるリスクも指摘されています。
市場参加者はこうしたリスクを意識した取引を行っています。
市場を左右する主要な要因
市場を左右する主な要因について解説をします。
トランプ政権の関税政策への懸念
トランプ政権の関税強化策が為替市場に大きな影響を与えています。
関税引き上げによる米国経済への悪影響が懸念され、これがドル売りの流れを加速させる要因となっています。
特に主要貿易相手国への高関税政策は、米国のインフレ圧力を高める一方で経済成長を抑制するリスクがあり、市場ではスタグフレーション懸念も出ています。
政策の不透明感が続く限り、ドルの下押し圧力は続く可能性が高いと見られています。
日米金利差の縮小見通し
日本が利上げサイクルにある一方、米国では景気減速懸念から利下げ期待が高まっており、日米金利差の縮小が見込まれています。
これが円高ドル安の基調を形成する要因となっています。
米国債金利の低下と日本国債金利の上昇傾向が続けば、さらなる円高圧力となる可能性があります。
市場では今後の日米の金融政策の方向性に注目が集まっており、両国の中央銀行の動向が為替相場を左右する重要な要素となっています。

春闘結果と日銀の政策判断
今週12日の春闘集中回答は市場の注目イベントとなっています。
高水準の賃上げが実現すれば、日銀のさらなる金融引き締めへの期待が高まり、円高要因となる可能性があります。
特に前年を上回る賃上げ率が実現すれば、日銀の追加利上げ観測が強まると予想されています。
市場参加者は春闘結果とそれに対する日銀の反応を注視しており、この結果が短期的な相場の方向性を決める重要な材料となりそうです。
今後の相場見通しと注目ポイント
今後の相場の見通しと注目ポイントについて解説をします。
短期的には円高圧力が継続
当面の相場展開としては、円高圧力が継続する可能性が高いと見られています。
投機筋の円買いポジションが積み上がっていることに加え、トランプ政権の政策不透明感や日銀の利上げ期待が円高要因として働いています。
特に米国の経済指標が軟調な結果となれば、さらなるドル売り圧力が強まる可能性があります。
ただし、円買いポジションが過度に偏っている状況では、何らかのきっかけで急激な反転が起こるリスクもあり、市場参加者は注意が必要です。
米経済指標と政策発表に要注目
今後発表される米国の経済指標や政策発表は、相場の方向性を左右する重要な要素となります。
特に雇用統計や消費者物価指数などの主要経済指標の内容次第では、相場が大きく動く可能性があります。
また、トランプ政権からの関税政策に関する具体的な発表も市場の注目材料となっており、これらの情報に対して市場が敏感に反応する展開が予想されます。
米国経済の先行きに関する見方が相場を左右する鍵となりそうです。
円高の継続性と反転リスクのバランス
円高トレンドの継続性と反転リスクのバランスが今後の相場を左右する要素となります。
現状では円高要因が優勢ですが、投機的な円買いポジションが過熱している分、何らかのきっかけで急速な巻き戻しが起こる可能性も否定できません。
市場参加者は基調としての円高圧力を意識しつつも、短期的な反転リスクにも目配りした取引が求められる状況です。
特に重要イベントの前後では相場のボラティリティが高まる可能性があり、慎重な取引姿勢が必要とされています。
2025年3月10日のトレード戦略まとめ:ドル円の上値は148円00銭、下値は146円00銭
本日は米国株価と金利に注目。
ドル円の上値は148円00銭、下値は146円00銭と予想します。
FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。
以上、3月10日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。
今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。

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