FXドル円トレーダーの皆様、東京市場では、日銀短観の発表を受けて円安方向に推移し、ドル円は153円台まで上昇しました。
152円46銭から153円09銭の間での動きとなり久しぶりに153円台をつけています。
今夜の米国時間は特に重要な経済指標はありませんが、米国株と金利に左右される展開になりそうです。
初心者の方でもわかりやすい、重要な経済指標がない日の戦略を紹介します。
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東京市場の為替動向:152円半ばから153円へ
東京時間のドル円は152円から153円のレンジでの動きになりました。
久しぶりの153円台への回復です。
東京時間日中の為替推移
東京時間の為替市場は日銀短観の発表を受けて円安方向に推移しました。
ドル円は153円台まで上昇し、主要通貨に対して円安基調となりました。
ユーロ円は160円台、ポンド円は193円台でそれぞれ推移し、豪ドル円も97円台を維持する展開となりました。
日銀短観は、日本銀行が実施する企業動向調査で、企業から中小企業まで約1万社を対象に、業況判断、設備投資、雇用などを調査し、日本経済の現状と先行きを認識する重要な経済指標として活用されています。
海外市場の影響
米国の経済指標が市場に大きな影響を与え、生産者物価指数の上昇と新規失業保険申請件数の増加が交錯する展開となりました。
一時151円台まで下落する場面もありましたが、その後のトランプ氏の発言や米国債入札の結果を受けて152円台半ばまで回復しました。
本日の東京時間はこの流れを受けて円安傾向が続いています。
各通貨ペアの動き
ドル円は152円60銭から152円90銭までの推移、ユーロ円は159円台後半から160円台前半、ポンド円は193円台前半から後半、豪ドル円は97円前後での取引となりました。
全体的に円安傾向が継続する展開となっています。
米国時間に重要な経済指標の発表はありませんが、この流れが続くかは米国株と金利の動向に左右されそうです。
日銀短観の影響
本日は珍しく日銀短観によって比較的大きな動きがドル円に見られました。
短観結果の詳細
大企業製造業の景況感は前回比1ポイント改善のプラス14となり、非製造業はプラス33と高水準を維持しています。
企業の物価見通しでは、1年後2.4%、3年後2.3%、5年後2.2%と、前回調査から横ばいとなっています。
この結果を受けてドル円は152円台後半から153円へ円安に進みました。
市場への影響
短観発表後、12月の利上げ見送り観測が強まり、円売り・ドル買いの要因となりました。
日銀による追加利上げ実施見送りを織り込む動きが強まり、為替市場に大きな影響を与えています。
万が一、利上げに踏み切るようなことがあれば大きな円高になりそうです。
利上げは見送りか
植田日銀総裁の11月末の講演内容と照らし合わせると、データは順調に推移していると評価できますが、市場は12月の政策変更に対して慎重な見方を示しています。
日銀政策決定会合は、金融政策を決定する日本銀行の最高意思決定機関です。
政策委員会のメンバー9名が参加し、年8回開催されます。物価の安定や金融システムの安定性を目指し、政策政策やマネタリーベースの調整など、重要な金融政策を決定します。
今夜の重要なイベント
重要な経済指標の発表はありませんが、本日のドル円相場を占ううえでいくつかの注意点があります。
欧州関連イベント
本日は欧州の中央銀行関係者による複数の講演が予定されており、17時からのビルロワドガロー仏中銀総裁の発言を皮切りに、重要な発言が続きます。
ユーロ圏の経済指標も注目されています。
ただし、ドル円には大きな影響はなさそうです。
FRBブラックアウト期間
19日までFRBのブラックアウト期間に入り、FRB関係者からの金融政策に関する発言は控えられる見通しです。
この期間中の市場動向には特に注意が必要です。
FRBのブラックアウト期間は、FOMC(連邦公開市場委員会)開催の約10日前から予想終了までの期間です。
この間、FRB関係者は金融政策に関する公式発言や講演を控えます。
不必要な影響を避け、政策決定の透明性と公平性を確保するためです。
テクニカル分析からみる今夜の戦略:上値メドは153円50銭、下値メドは152円50銭
今夜の米国時間の戦略を立てるうえで重要な項目について紹介しますので参考にしてください。
テクニカル分析
日足の一目均衡表では、相場が雲上限を上回って推移しており、100日移動平均線の上方推移も確認されています。
これらのテクニカル指標は、相場の基調が強気であることを示唆しています。
相場見通し
今晩の海外時間では、緩やかな円安ドル高の推移が予想されています。
上値メドは153円50銭、下値メドは152円50銭とされ、この範囲内での推移が想定されています。
レンジ相場で有効なスキャルピングをうまく活用しましょう。
リスク要因
日米の金融政策の方向性の違いや、グローバルな経済指標の結果、地政学的リスクなど、様々な要因が市場に影響を与える可能性があります。
特に欧州の中央銀行関係者の発言には注意が必要です。
2024年12月13日のトレード戦略まとめ
12月13日米国時間のドル円の焦点はFOMCと日銀政策決定会合に移っています。
ただし、米国株の動きや米国金利の動向によっては大きく動く可能性もあります。
FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。
以上、12月13日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。
今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。
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