FXのEA(自動売買)について徹底解説
FXは人気のある投資ですが、どこから手をつけていいか分からないという初心者の方も多いかと思います。
また、FXは裁量トレードという自己判断にもとづく取引方法が一般的ではあるものの、知識や経験が必要になることから、初心者の方の中にはハードルの高さを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような方々におすすめしたいのが、自動的に取引をおこなってくれるEA(自動売買)です。
EAを利用することで、初めてFXを始める方や裁量トレードの難しさを感じてリタイアしてしまった方でも、専門的な知識や経験無しで収益性の高い運用をすることが期待できます。
FXのEA(自動売買)とは?
FXの自動売買とは、ご自身に代わって機械が自動的に取引をしてくれるシステムのことを言います。
EAとはExpert Advisor(エキスパート・アドバイザー)の略であり、自動売買の一種です。
プロのトレーダーやエンジニアなどが作ったものが有料や無料で大量に存在しており、ご自身が知らないトレード手法を使えたり、仕事や寝ている間に稼げたりするなど様々なメリットがあります。
しかしながら、「自動売買にはEAが必ず必要なの?」、「おすすめの自動売買って何?」、「EAはどうすれば使えるの?」といった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
この記事を通じて、自動売買の種類や初心者でも利益を上げやすいおすすめの自動売買についての理解を深めて頂けたらと思います。
FXのEA(自動売買)について動画で学ぼう
EA(自動売買)ってどのくらい使われている?
FXでEAを使って自動売買をすることは決して珍しいものではなく、国内では1つのEAを2,000人以上のユーザーが購入していることもあります。
また、海外ではEAを購入できるサイトのユーザー数が数十万人を超えているなど、EAは年々当たり前の存在に近づいていると考えられます。
難しいイメージのあるEAですが、実は初心者に大きなメリットのあるツールです。
なぜなら、EAは事前に設定されたルールにもとづいて自動的に取引をおこなってくれるため、トレードの知識や経験が不足している場合でも、一定の収益を期待できるからです。
もちろん必ず稼げるというわけではありませんし、EAの設定には適切な知識が必要になりますが、初心者の方がトライする価値は十分あると言えるでしょう。
EA(自動売買)と裁量トレードの違い
FXの取引には裁量トレードと自動売買(システムトレード、シストレ)があります。
裁量トレードとは、人間の感覚や判断力にもとづいて取引をおこなう取引方法です。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をもとに取引の判断を自分でおこない、FXでは基本と言える方法になっています。
一方、自動売買はEAやFX業者が提供するシステムを使い、24時間365日、自動で相場の監視と売買をおこなう取引方法です。
EAには、テクニカル指標や価格変動のパターンなどを利用したアルゴリズムが使われることが一般的です。
自動売買で使うEAは有料のものと無料のものがあり、トレーダーが自分で購入やダウンロードをしますが、取引そのものはシステムが自動的におこなってくれます。
つまり、自動売買では裁量トレードのように、取引のタイミングを自分で判断する必要はありません。
例えば、自分が仕事をしている間や寝ている間も自動で取引をおこなってくれます。
どちらの方法を選択するかは、トレーダーの好みやスキルによって異なりますが、自動売買は知識や経験の浅い初心者でも利益を上げやすい取引方法です。
EA(自動売買)と裁量トレードの主な違い | ||
種別 | EA(自動売買) | 裁量 |
分析方法 | テクニカル分析 | テクニカル分析
ファンダメンタルズ分析 |
価格 | 有料または無料 | 無料 |
取引タイミングの判断 | 自動 | 自分で行う |
知識と経験 | 初心者でも可 | 必要 |
相場の監視 | 不要 | 必要 |
EA(自動売買)のメリット
まず、EAはあらかじめ設定した内容にしたがって自動的に取引をおこなってくれるため、自分が寝ている間や仕事中でも取引のチャンスを逃すことがありません。
平日は24時間取引できるFXですが、ずっとチャートを見ていることは不可能です。
しかし、EAであれば設定した内容にしたがって自動的に取引をおこなってくれるため、24時間チャンスを逃さず取引することができます。
また、EAは自動的に取引をしてくれるため、取引が感情に左右されてしまうことがありません。
例えば、損切りをためらったり早いタイミングで利確してしまったりというようなことが起きる可能性はゼロになります。
自分自身が取引ルールを守れなくても、自動売買を使えば感情が原因で失敗することがありません。
EAには取引戦略が組み込まれているため、自分に知識や経験が不足している場合でも利益を上げやすく、忙しい方や初心者の方には大きなメリットがあります。
複数のEAを稼働させてポートフォリオを組み、手軽に分散投資できることも大きな魅力です。
つまり、値動きの異なる複数の通貨ペアを取引し、リスクを抑えるということです。
例えば、AというEAに米ドル円を取引させ、BというEAにはユーロ英ポンドを取引させることで、値動きの相関性が低い通貨ペアを取引することできます。
その他にも、米ドル円のスキャルピングと米ドル円のスイングトレードというように、取引する通貨ペアが同じでもトレードスタイルが異なるEAを使って、ポートフォリオを組むのも有効です。
投資において、「分散投資はリスクを減らすことに役立つ」という考えは広く知られていますが、それはFXの自動売買にも当てはまるのです。
EA(自動売買)のデメリット
メリットが豊富なEAですが、デメリットも存在します。
まずは、相場の急激な変動に弱いということです。
EAは基本的に一定のトレンドあるいはレンジで利益が出るようにプログラムが組まれており、滅多にないようなイベントについては対応できるようになっていません。
例えば、米国のFOMC会合などの重要度の高い経済指標が発表される時間帯、戦争や災害が発生した場合などは、不規則な値動きになりやすいです。
そのため、EAが苦手とする相場になりそうな時は、一時的なEAの停止などを考える必要があります。
また、EAで継続的に利益を上げるには、成績の良い(実力のある)EAを見つけてくる必要があります。
なぜなら、バックテスト(過去のデータでのシミュレーション)とフォワードテスト(実運用)を一定の期間行い、これらで良い結果を残したものでなければ、本番で勝てる可能性が低くなってしまうからです。
とはいえ、長期間成績が右肩上がりのEAを見つけるのは簡単ではありません。
有料の場合もあることから、どうしても資金と時間がある程度かかってしまうことが多いです。
EA(自動売買)のメリットとデメリット | |
メリット | デメリット |
|
|
EA(自動売買)のメリット・デメリット
- 取引のチャンスを逃すことがない
- 感情に左右されることがない
- 初心者でも利益を上げやすい
- 手軽に分散投資ができる
- 相場の急激な変動に弱い
- 成績の良いEAを見つけてくる必要がある
利用者の評判
昨日の自動売買の利益は+1,500円でした!完全放置で取引してくれるから、少額でも嬉しい笑
自動売買を検証して1ヶ月経ったけど、完全放置で+21万円利益出てた。メンタル関係なくルールに沿って取引してくれるから、まじで良いかも。
自動売買プログラムの種類
自動売買プログラムはEAの他に、FX業者が提供するシステムもあります。
まず、EAを使用する場合は有料または無料のEAを入手した後、MT4(MetaTrader4)またはMT5(MetaTrader5)にEAを設定して運用します。
MT4とMT5はロシアの企業であるMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発し、世界的に多くのトレーダーが愛用している高機能な取引ツールです。
EAはこのMT4またはMT5に設定しないと使えないため、最初は難しく感じるかもしれません。
一方、FX業者が提供するシステムは、自動売買システムがあるFX業者に口座開設をすることで、基本的には無料で利用できます。
FX業者のシステムは簡単に設定できるものが多く、初心者でも気軽に始められるのが特徴です。
国内の自動売買プログラム
国内のFX業者が提供する自動売買プログラムは、基本的に以下の3種類です。
種類 | 説明 |
リピート型 | 事前に設定したレンジの中で繰り返し取引する |
選択型 | ストラテジー(プログラム)の中から、利用したいものを選ぶ |
開発型・設定型 | 自由度が高く、内容を細かく設定できる |
リピート型とは、事前に設定したレンジの中で繰り返し取引する自動売買です。
レンジ相場との相性が良く、中長期運用でコツコツと利益を積み重ねていくことができます。
選択型とは、FX業者があらかじめ用意したストラテジー(プログラム)の中から、利用したいものを選ぶタイプです。
ストラテジーには、主に以下のようなタイプがあります。
種類 | 説明 |
トレンドフォロー | トレンドに沿って順張りで取引する |
逆張り | トレンドに逆らって取引をする |
朝スキャ | 比較的値動きの緩やかな日本時間早朝の時間を狙ってスキャルピングを行う |
ナンピン | 保有ポジションと逆の方向に価格が動いた時に、平均コストを下げるためポジションをさらに追加する |
リピート(グリッド系) | 設定した価格の範囲内で取引を繰り返す |
仲値・ゴトー日 | 「ゴトー日(1ヶ月のうち5と10の付く日)」の東京市場仲値にあると言われているドル高円安の傾向を利用する |
アノマリー | 理論的には説明できないが、高い確率で為替相場を動かす現象を使って取引する |
ブレイクアウト | サポートまたはレジスタンスラインを抜け、一気に流れが加速する状況を狙って取引する |
知識や経験はほぼ必要なく、簡単で初心者向きではあるものの、自動売買の内容をあまり変更することができないというデメリットもあります。
開発型・設定型はカスタマイズの自由度が高い自動売買プログラムで、内容を細かく設定することが可能です。
例えば、自分でテクニカル指標を複数組み合わせ、エントリーや決済の条件を設定するといったことができます。
EAを使った自動売買も、この開発型・設定型というカテゴリーに属します。
他の2種類と比べると難易度はやや高いですが、自由度は圧倒的に高くなります。
海外の自動売買プログラム
海外のFX業者では開発型・設定型、つまりEAを使った自動売買が一般的です。
他には「コピートレード」や「ミラートレード」などと呼ばれる、「他のトレーダーの取引が自分の口座でもそのままおこなわれる(コピーされる)」ものもあります。
とはいえ、トレーダーが人間ではなくEAであることも多いです。
また、高額な手数料が発生したり、そもそも対応している業者が少ないといったデメリットもあります。
そのため、海外のFX業者ではEAを用いた自動売買が主流です。
コピートレードとミラートレードの主な違い | ||
種別 | コピートレード | ミラートレード |
特徴 | 自分とプロトレーダーの口座を紐付けて自動で取引する | プロトレーダーの売買ルールをを使って取引する |
メリット |
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デメリット |
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※FX業者によっては提供するストラテジーを全て「コピートレード」または「ミラートレード」と呼ぶこともあります。
オススメの自動売買プログラムを紹介
自動売買プログラムは様々なタイプがありますが、中でもオススメの自動売買プログラムは開発型・設定型になります。
なぜかと言うと、EAは世界中に無数に存在しているため、簡単に投資信託のような分散投資をすることができるからです。
自分で分散投資をおこなおうとすれば、大量の銘柄の知識や経験、チャートを見る時間が必要になります。
しかし、例えば開発型・設定型ならEAごとに対象の銘柄やトレードスタイルが異なるため、「ドル円のスキャルピング」と「ゴールドのスイングトレード」といったような全く違う取引をすることが可能です。
複数のEAを用意することで手軽に分散投資をし、リスクを抑えることができるのが開発型・設定型の大きなメリットになります。
また、過去のデータを用いて、一定期間にどの程度のパフォーマンスが得られたかをシミュレーションする「バックテスト」をおこなえる点もEAの魅力です。
EAをダウンロードする際は、サイトにバックテストの結果が掲載されていることが多いものの、自分でバックテストをして利益やドローダウン(最大資産からの下落率)を確かめたいという方も多いでしょう。
実際に資金を使って自動売買をする前に、過去数年以上のデータを使って試運転ができるEAは、運用するにあたって一定の安心感があります。
開発型・設定型(EA)をおすすめする2つの理由
- 複数のEAを稼働させることで、簡単に分散投資ができる
- バックテストをすることで、利益やドローダウンの確認をすることが可能
①White Bear Z USDJPY
「White Bear Z USDJPY」は、とにかく堅実にコツコツと利益を積み重ねていきたい方に非常におすすめのEAです。
なぜなら、White Bear Z USDJPYは3年間のバックテストと2014年から約9年間にもわたるフォワードテストにて、右肩上がりの成績をキープし続けているからです。
さらに、目立ったDD(ドローダウン)も無く、とても安定した成績となっています。
ただし、注意していただきたい点もあり、それは日本時間早朝(3時30分から8時まで)にエントリーをするドル円のスキャルピングタイプのEAであることです。
日本時間早朝はスプレッドが広がりやすく、FX業者によっては10pips以上が続くこともあります。
そのため、できる限り米ドル円のスプレッドが狭く、早朝もスプレッドが拡大しないFX業者社を選ぶのがポイントです。
リスクを抑えつつコツコツと利益を積み上げたい方は、White Bear Z USDJPYをぜひ活用していただきたいと思います。
White Bear Z USDJPYの要点
- リスクを抑えつつコツコツと利益を積み上げたい人におすすめ
- 3年間のバックテストと2014年から約9年間にもわたるフォワードテストで右肩上がりの成績をキープし続けている
- 目立ったDD(ドローダウン)も無く、とても安定した成績
- 日本時間早朝(3時30分から8時まで)にエントリーをするドル円のスキャルピングタイプのEA
- 米ドル円のスプレッドが狭く、早朝もスプレッドが拡大しないFX業者を選ぶのがポイント
②Hornet USDJPY
「Hornet USDJPY」は性能の良いEAを、とにかく低価格で使いたい方に向いているEAです。
前述した「White Bear Z USDJPY」と同じく、スキャルピングで堅実に利益を積み重ねていくタイプですが、White Bear Z USDJPYの価格が5万円であるのに対し、Hornet USDJPYは2万9,800円とリーズナブルな価格設定になっています。
しかしながら、5年間のバックテストと2015年からの8年間もの長期的なフォワードテストで右肩上がりの成績をキープしており、White Bear Z USDJPYに勝るとも劣らない成績です。
さらに、目立ったDD(ドローダウン)も無く、かなり安定しているのもメリットになります。
ただし、最大ポジション数が6と多めになっているため、国内FX業者ではロット数を下げないとロスカットの危険性があり、海外FX業者での使用が向いているEAであると言えるでしょう。
また、トレードスタイルがスキャルピングタイプのため、できる限り米ドル円のスプレッドが狭く、早朝もスプレッドが拡大しないFX会社を選ぶようにしてください。
リーズナブルなEAでコツコツと利益を積み上げたい方は、Hornet USDJPYを検討してみることをおすすめいたします。
Hornet USDJPYの要点
- 性能の良いEAをとにかく低価格で使いたい人に向いているEA
- リーズナブルな価格設定
- 5年間のバックテストと2015年からの8年間もの長期的なフォワードテストで右肩上がりの成績をキープ
- 目立ったDD(ドローダウン)も無く、かなり安定している
- 国内FX業者ではロット数を下げないとロスカットの危険性があり、海外FX業者での使用が向いているEA
- トレードスタイルがスキャルピングのため、米ドル円のスプレッドが狭く、早朝もスプレットが拡大しないFX会社を選ぶ
③Dark Venus
「Dark Venus」は前述した2つと違って無料で利用することができ、加えてハイリスク・ハイリターン型のEAです。つまり、無料でEAを始めたい方や、リスクがあっても一気に稼ぎたい方に向いています。
トレード手法は「ボリンジャーバンドを使用した逆張りトレード」というシンプルなものであるため、FX初心者の方にも分かりやすくなっています。
レートの大きな変動後の逆張りは勝率が高いトレード手法であり、基本的には取引の結果も安心して見ていられるはずです。
1日の取引回数が非常に多く、例えば5分足に設定した場合には数回から数十回程度になり、爆発的な利益が狙えることが最大の特徴です。
ただし、Dark Venusは含み損が大きくなると新規注文のロットも大きくなる、いわゆる「ナンピンマーチンゲール」を採用しています。
加えて、デフォルトでは損切りの設定もありません。
そのため、いつか来るロスカットを念頭において、利益をこまめに出金しておくなどの対策を取ることが必要です。
Dark Venusの要点
- 無料でEAを始めたい方やリスクがあっても一気に稼ぎたい人におすすめ
- 「ボリンジャーバンドを使用した逆張りトレード」というシンプルなトレード手法のため、FX初心者にも分かりやすい
- 含み損が大きくなると新規注文のロットも大きくなる、「ナンピンマーチンゲール」を採用
- 利益をこまめに出金しておくなどの対策を取ることが必要
自動売買で利益を出すコツ
自動売買で継続的な利益を出すには、まず実際の相場で安定した右肩上がりの成績を残しているものを使うことが必須になります。
なぜなら、過去のデータを用いるバックテストでは右肩上がりの成績になっていても、実際の相場で運用した成績であるフォワードテストの成績がそうでなければ意味がないからです。
安心して運用するためには、できるだけバックテストとフォワードテストが両方良いものを選ぶと良いでしょう。
また、自分の資金量にあった自動売買を選ぶのも重要です。
用意できる資金が少ない場合、多くのポジションを保有する自動売買を使うと、証拠金維持率が低くなり、含み損に耐えられず強制ロスカットされてしまうことがあります。
少額で自動売買をする場合は、保有するポジション数が少ないものを利用した方が「利益が出る前に強制ロスカットされてしまった」ということが起きづらくなり、安心して運用できるはずです。
自動売買で利益を出すための2つのコツ
- バックテストとフォワードテストの両方で右肩上がりの成績を残している
- 自分の資金量と自動売買の内容が合っている
自動売買で利益を出すコツ
- バックテストとフォワードテストの両方で右肩上がりの成績を残している
- 自分の資金量と自動売買の内容が合っている
やってはいけないアクション
自動売買は取引を非常に便利にし、稼ぐチャンスを増やしてくれます。
とはいえ、やってはいけない、もしくは把握しておくべき点もあります。
- 一気に大きな利益を狙う
- 運用成績をチェックしない
- パラメーターを頻繁に変更してしまう
- スマホ版MT4では自動売買ができない
一気に大きな利益を狙う
初心者でも継続的な利益を上げることが狙える自動売買ですが、基本的には一気に大きな利益を狙うのは避けてください。
なぜかと言うと、大きな利益を狙って大きなロット(取引量)で取引すると、リターンと共にリスクも大きくなってしまうからです。
裁量トレードでも自動売買でも、最初は少ないロットで取引を始め、慣れてきてから徐々にロットを増やすのがあくまでも基本になります。
運用成績をチェックしない
自動売買だからといって完全に放置するのではなく、定期的に成績をチェックして入れ替えをしていきましょう。
なぜなら、相場環境は常に変化しており、自動売買にはどうしても好調の時期と不調の時期があるからです。
自動売買であっても定期的に運用成績をチェックし、入れ替えをおこなってください。
パラメーターを頻繁に変更してしまう
EAのパラメーターを頻繁に変更してしまうのも、やってはいけないアクションの一つになります。
というのも、EAを含めてFXは100%勝てるものではなく、ある程度の損失は想定内だからです。
例えば、損失がバックテストの結果から想定される範囲内であれば、それは想定内の損失ということになり、無理にパラメーターの設定変更をする必要はありません。
想定内の損失であるのにも関わらず設定を変更してしまった場合、かえって損失が膨らむことすらあるのです。
損失が出ないEAは存在しないため、損失が出ても想定内であれば許容するようにしましょう。
スマホ版のMT4では自動売買ができない
MT4にはPC版の他にスマホ版やタブレット版がありますが、スマホ版やタブレット版では自動売買をすることはできません。これはMT4の後継であるMT5でも同じです。
つまり、EAを使った自動売買を始めるのであれば、基本的にPCが必要になります。
もしどうしてもPCを用意できない場合は、VPS(仮想専用サーバー)を利用することによってMT4で自動売買をすることが可能です。
とはいえ、スマホやタブレットでVPSを操作するのは不便であるため、できる限りPCを用意することをおすすめします。
EA(自動売買)を選ぶ際の注意点
EA(自動売買)を選び、実際に稼働させる前に知っておくべき注意点があります。
- 取引環境で成績が変わる
- EAには有料版と無料版がある
- PF(プロフィットファクター*)が良いものを選ぶ
- 最大ドローダウンをチェックする
- 総取引数が多いものを選ぶ
- フォワードテストの結果も確認する
- 国内と海外の被害事例
- 海外業者を勧める理由
- 国内業者を選定した際のデメリット
※PF:総利益を総損失で割った数値のことであり、基本的に数値が高ければ高いほど優秀なEAだと判別できます
自動売買で失敗をしないように、注意点をしっかりと理解しておきましょう。
自動売買ができるおすすめFX業者
※スタンダード口座のスプレッド
取引環境で成績が変わる
優秀なEAを使って自動売買をすることができても、FX業者が提供する取引環境は様々で、使う業者によって成績が変わってきます。
例えば、スキャルピングタイプのEAを使う場合は、取引対象とする通貨ペアのスプレッドが狭いか広いかによって、運用結果は全然違うものになりかねません。
また、最大レバレッジに関しては、高ければ高いほど少ない資金で取引できたり、大きな利益を上げやすくなるといったメリットがあります。
ただし、高いレバレッジをかけた場合は、大損しやすいというデメリットもあります。
とはいえ、海外FX業者では「ゼロカットシステム」という証拠金がマイナスになっても業者がマイナス分を補填し、ユーザーは借金を負わないというシステムがあるため安心です。
EAには有料版と無料版がある
MT4を使った自動売買にはEAが必要になりますが、EAには有料版と無料版の2種類があります。
有料EAは販売サイトで売られていることが多く、無料EAと比べてバックテストやフォワードテストの結果がしっかりと公開されていることが多いです。
一方、無料EAはMQL5コミュニティ(MT4の開発元であるロシアのメタクォーツ社が運営するインターネット上の交流サイト)や個人のサイトで配布されていることが多く、バックテストやフォワードテストの結果が公開されているかどうかは様々になっています。
有料版の方が実力が証明されており、安心して使える傾向がありますが、無料版でも実績や人気が高いものもあり、「無料版だから有料版より劣る」とは一概には言えません。
そのため、有料版でも無料版でもしっかりと実績や性能、口コミなどをチェックすることが重要です。
PF(プロフィットファクター)が良いものを選ぶ
EAの実績をチェックする上で重要な指標になるのが、PF(プロフィットファクター)の高さです。
PFとは、総利益を総損失で割った数値のことであり、基本的に数値が高ければ高いほど優秀なEAだと言えます。
PFは「1.0以下=総利益より総損失の方が大きい」、一方「1.0以上=総損失より総利益の方が大きい」となります。
つまり、利益を出すためにはPFが1.0以上のEAを選ぶことが重要です。
ただし、あまりにもPFの数値が高いものは、「含み損を多く抱えているが決済していない」、「バックテストやフォワードテストの期間が非常に短い」などの問題を抱えているケースがあります。
そのため、PFは2.0前後を目安とし、それ以上高いものは何か問題がないかチェックするようにしてください。
最大ドローダウンをチェックする
堅実に資金を増やすには、EAの最大ドローダウン(DD)をチェックするのがポイントになります。
最大ドローダウンとは、最大資産(累積利益)からの最も大きい下落率のことです。
例えば、資金が100万円の時に20万円の損失を出すと「20万円÷100万円×100=20%」となりドローダウンは20%になります。
一方、資金を200万円まで増やし、そこから20万円の損失を出すと「20万円÷200万円×100=10%」となりドローダウンは10%です。
つまり、損失がこの2つのケースだけであれば、20%が最大ドローダウンとなります。
最大ドローダウンの数値が低ければ低いほど、EAの調子が悪い時でも資金は減りにくいと考えられます。
大きな利益を生み出してくれるEAであっても、最大ドローダウンが大きいと運用しづらくなるため、前述したPFだけでなく最大ドローダウンもチェックしましょう。
総取引数が多いものを選ぶ
PFや最大ドローダウンが優秀な数値のものが見つかったら、念のため総取引数も確認しておきましょう。
なぜなら、総取引数が少ないと、たまたま良い成績が出たということがあるからです。
例えば、総取引数が数回から数十回しかない場合、人間でいうビギナーズラックのような形でたまたま勝てたということがあり得ます。
したがって、総取引数は少なくとも100回以上、できれば1000回を超えるようなEAがおすすめです。
フォワードテストの結果も確認する
前述したPFなどの項目をチェックすべきなのはバックテストだけでなく、フォワードテストも同様です。
バックテストはあくまでも過去のデータを使ったシミュレーションであり、バックテストの結果が良くても実際の相場で勝てるという保証はないからです。
そのため、バックテストだけでなくフォワードテストの成績もしっかりと確認し、実際の相場でも勝てていることを確認しておきましょう。
国内と海外の被害事例
FXの自動売買を購入する際は、国内であるからといっても安心はできません。
FXで自動売買する行為は詐欺や違反ではなく、多くのFX業者が合法的に自動売買プログラムを提供しています。
しかし、中には自動売買を使った詐欺で、初心者をだまそうとしてくる人もいるのです。
例えば、X(旧:Twitter)などのSNSでは「放っておくだけで資金が10倍に!」、「初心者でも年利1000%!」などとあおってくる詐欺業者が後を絶ちません。
儲けたことをSNSでアピールしているアカウントは無視し、しっかりとしたサイトでEAを購入するようにしてください。
また、海外FX業者を利用する場合は、実績のある大手の業者を利用するようにしましょう。
というのも、詐欺を働く海外FX業者や、FX業者を装った詐欺グループの存在は否定できないからです。
例えば、XM Tradingは世界190ヶ国に500万人以上のユーザーを抱え、日本人も多く利用している海外FX業者であり、信頼性や安全性が抜群に高いです。
その他にも、信託保全が導入されており、万が一破綻したとしてもユーザーの資産が返還されるAXIORYなど、信頼性や安全性に力を入れている海外FX業者は多くあります。
全ての海外FX業者が危険なわけではなく、長年営業を続けており、日本人トレーダーからも信頼されている優良な海外FX業者であれば安心感があります。
EA(自動売買)を選ぶ際の注意点
- 取引環境で成績が変わる
- EAには有料版と無料版がある
- PF(プロフィットファクター)が良いものを選ぶ
- 最大ドローダウンをチェックする
- 総取引数が多いものを選ぶ
- フォワードテストの結果も確認する
- 国内と海外の被害事例を確認
海外業者を勧める理由
海外FX業者の最大の特徴は、高いレバレッジでの取引が可能という点です。
国内FXの最大レバレッジは金融庁によって25倍に規制されていますが、海外FX会社は自由にレバレッジの設定をおこなえます。
例えば、1000倍といった非常に高い最大レバレッジで取引できる業者も珍しくありません。
高い最大レバレッジで取引できれば、それだけ少額から取引することができます。
加えて、少額の資金を一気に大きく増やすことも可能です。
また、ボーナスやキャンペーンが非常に豪華なことも、初心者には大きなメリットになります。
例えば、口座開設をするだけで数万円もらえたり、入金をすると入金額の100%がボーナスとして証拠金に追加されたりというような、魅力的なボーナスやキャンペーンがたくさんあります。
そのため、資金が少額であることの多い初心者にとっては、取引できる証拠金の額を増やすことができ、有利な環境で取引をすることが可能です。
海外FX業者と国内FX業者の比較 | ||
業者タイプ | 海外FX業者 | 国内FX業者 |
最大レバレッジ | 無制限
(1000倍以上も多い) |
25倍 |
ボーナス | 豪華 | 控えめ |
追証(借金) | 無し | あり |
取引の透明性 | 高い | 低い |
EAでの自動売買 | ほとんどの業者で対応 | 一部の業者のみ |
取り扱い通貨ペア数 | 数十〜数百種類 | 数十種類 |
海外FX業者と国内FX業者の比較
海外FX業者
- 高いレバレッジで取引が可能
- ボーナスが豪華
- 追証(借金)がない
- 取引の透明性が高い
- EA自動売買はほとんどの業者で取引が可能
- 取り扱いペア数が数十〜数百種類
国内FX業者
- 最大レバレッジが25倍
- ボーナスは控え目
- 追証(借金)が有る
- 取引の透明性が低い
- EA自動売買は一部の業者のみ
- 取り扱いペア数が数十種類
国内業者を選定した際のデメリット
国内FX業者は金融庁に規制されていることで安全性は抜群ですが、様々なデメリットもあります。
まずは、レバレッジ制限がある点です。
前述した通り、国内FXの最大レバレッジは金融庁によって25倍に規制されています。
さらに、強制ロスカットされたときに証拠金が不足していると、追加証拠金が必要となります。
そのため、国内FXはある程度まとまった資金が必要であり、借金を負うリスクもゼロではないのです。
国内業者を選定した際のデメリット
- レバレッジ制限がある(25倍)
- 強制ロスカットされた時に証拠金が不足していると、追加証拠金が必要
- 国内FXはある程度まとまった資金が必要で、借金を負うリスクもゼロではない
AXIORY
ドル円最低スプレッド | ・スタンダード口座:平均1.4pips
・ナノ・テラ口座:平均0.4pips |
手数料(1ロットあたり) | 往復6ドル(ナノ・テラ口座) |
ボーナス | 「お年玉ボーナスキャンペーン」などを不定期で開催 |
最大レバレッジ | 400倍 |
AXIORY(アキシオリー)は2015年に設立され、業界トップクラスの非常に狭いスプレッド、高い約定力などから、特にスキャルピングやデイトレードといった短期売買型の自動売買(EA)におすすめの海外FX業者です。
短期売買は取引回数が多くなることから、取引コストがかさんでいくことになりますが、AXIORYはスプレッドが狭いことから取引コストを圧縮することができます。
加えて、万が一破綻した際にもユーザーに資金が返還される信託保全が採用されていることによって、その安全性や信頼性も非常に高くなっています。
ボーナスは他社より少なめですが、その分取引環境に力が入れられており、業界最狭水準のスプレッドや高い約定力など、短期売買型のEAで稼ぎたい方には有利な条件が整っている業者です。
XMTrading
ドル円最低スプレッド | ・スタンダード口座:1.5pips
・マイクロ口座:1.5pips ・KIWAMI極口座:0.6pips ・ゼロ口座:0.1pips |
手数料 | 片道0.5pips(ゼロ口座) |
ボーナス | ・口座開設ボーナス:13,000円
・入金100%ボーナス:500ドル相当まで ・入金20%ボーナス:1万ドル相当まで ・取引:1ロットあたり最大6.6ドル相当 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
XMTrading(エックスエム・トレーディング)は2009年にセーシェル共和国にて設立され、XMグループとして日本を始め韓国、インド、イギリス、フランスなど世界196か国でサービスを提供しており、海外FX業者としては最大手であることから信頼性や安全性の高さが抜群です。
さらに、日本語に完全対応しており、日本人ユーザーが非常に多いことも安心できる要因になっています。
そのため、海外FX業者での自動売買に慣れておらず、まだ不安がある方におすすめです。
また、XMTradingは豪華なボーナスや最大レバレッジの高さから、海外FX業者の中でも屈指の人気がありますが、一方で「スプレッドが広い」との声もありました。
しかし、業界最狭水準のスプレッドかつ手数料無料で取引できる「KIWAMI極口座」がリリースされたことで、現在は取引コスト面でも優れた業者となっています。
Titan FX
最低スプレッド(ドル円) | ・スタンダード口座:平均1.33pips
・ブレード口座:平均0.33pips ・マイクロ口座:平均1.53 pips |
手数料(1ロットあたり) | 片道0.35pips(ブレード口座) |
ボーナス | お友達紹介プログラム:7500円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
Titan FX(タイタンFX)は2014年に設立され、スプレッドが狭く、約定力も高いなど、特にスキャルピングやデイトレードといった短期売買の取引環境が優れている海外FX業者です。
現状、ボーナスは「お友達紹介プログラム」のみとなっておりますが、短期売買をする上で非常に有利な環境であることに加え、独自のミラートレードも提供しています。そのため、EAだけでなくミラートレードに興味がある方にもおすすめです。
Exness
平均スプレッド(ドル円) | ・スタンダード口座:1.1pips
・スタンダードセント口座:1.1pips ・ロースプレッド口座:0pips ・ゼロ口座:0pips ・プロ口座:0.7pips |
取引手数料(1ロットあたり) | ロースプレッド口座:往復7ドル
ゼロ口座:往復0.4ドル~ |
ボーナス | 無し |
最大レバレッジ | 無制限 |
Exness(エクスネス)は2008年に設立され、最大レバレッジ無制限、ロスカットライン0%、スワップフリーなど、他社ではほとんど見られない個性的な特徴のある海外FX業者です。
優れた取引環境に加え、スキャルピングや自動売買、両建ての制限も無く、多くの日本人ユーザーがExnessを利用しています。
ボーナスは一切ありませんが、その分最大レバレッジ無制限など、取引環境に力を入れており、「ソーシャルトレーディング」と呼ばれるコピートレードも用意されていることから、幅広い取引戦略を取ることが可能です。
Exnessは特に、最大レバレッジ無制限を活かしてEAで大きな利益を狙いたい方や、コピートレードに興味がある方におすすめです。
Tradeview
ドル円最低スプレッド
(ILC口座) |
0.1pips |
手数料(1ロットあたり) | 往復5ドル(ILC口座) |
ボーナス | 無し |
最大レバレッジ | 500倍 |
Tradeview(トレードビュー)は2004年に設立され、海外FX業者の中でトップクラスの低い取引コスト、非常に高い約定力など、取引環境が非常に優れているのが大きな特徴となっています。
さらに、世界トップレベルの厳しい基準が設けられているケイマン諸島金融庁の金融ライセンスを所有し、加えて信託保全を採用しているなど、信頼性や安全性が非常に高いことも魅力です。
日本語公式サイトの情報量が少ないことが日本人ユーザーを遠ざける一因となってしまっていますが、取引環境や信頼性、安全性は優れています。特に取引コストが非常に低いことから、取引コストがかさみがちな短期売買をするEAを使う場合におすすめです。
ThreeTrader
ドル円最低スプレッド | ・Pureスプレッド口座:0.5pips
・Rawゼロ口座:0.0pips |
手数料(1ロットあたり) | 往復400円(Rawゼロ口座) |
ボーナス | ポイントプログラム |
最大レバレッジ | 500倍 |
ThreeTrader(スリートレーダー)は2021年に設立され、海外FX業者の中でトップクラスに狭いスプレッド、口座残高や保有ポジション量によるレバレッジ制限無しなど、取引環境が非常に優れているのが大きな特徴の海外FX業者です。
さらに、iPadなどの電化製品や現金のキャッシュバックがもらえるポイントプログラムを常時開催しており、日本人トレーダーから好評を得ています。
ポイントプログラム以外のボーナスやキャンペーンは基本的にありませんが、規制強化によって信頼性の高い金融ライセンス発行機関となったバヌアツ金融サービス委員会の金融ライセンスを保有しており、取引環境だけでなく信頼性や安全性も高いです。
ThreeTraderは狭いスプレッドを活かして短期売買型のEAを低コストで運用したい方や、レバレッジ制限が無いことから資金量が大きな方におすすめです。
BigBoss
ドル円最低スプレッド | ・スタンダード口座:1.4pips
・プロスプレッド口座:0.1pips |
手数料(1ロットあたり) | 9ドル(プロスプレッド口座) |
ボーナス | ・BigBossポイント
・BBC(BigBoss Coin)入金10%ボーナス ・入金ボーナスキャンペーン |
最大レバレッジ | 1,111倍 |
BigBoss(ビッグボス)は2013年に設立され、最大レバレッジ1,111倍、独自の取引ツールが用意されているなど、取引環境が優れている海外FX会社です。
加えて、最大5,000ドルのボーナスが当たるガチャなど、海外FX業者の中でも特にボーナスが豪華であることも大きな魅力となっています。
BigBossは「スプレッドが広い」と言われ続けてきましたが、現在は業界でもトップクラスの狭さになりました。
最大レバレッジが1,111倍と非常に高いことから、EAで大きな利益を狙いたい方や、ボーナスで証拠金を増やしてEAを運用したい方におすすめです。
FXGT.com
ドル円最低スプレッド | ・ミニ口座:1.8pips
・スタンダード+口座:1.7pips ・プロ口座:0.4Pips ・ECN口座:0.1Piips |
手数料(1ロットあたり) | ECN口座のみ
・為替:往復6ドル ・貴金属:往復5ドル ・仮想通貨:往復0.1% |
ボーナス | ・口座開設ボーナス:1万円
・100% Welcomeボーナス:10万円まで ・LOYALTYボーナス(入金20%ボーナス):120万円まで ・50%LOYALTYボーナスSupercharger:LOYALTYボーナスと合計で120万円まで ・Loyaltyリセットボーナス:条件を達成で再度Loyaltyボーナスを付与 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
FXGTは2019年に設立され、通貨ペアの他に仮想通貨やNFTなど豊富な銘柄を取り扱っていることが大きな特徴になっています。
さらに、最高100万ユーロの賠償責任保険契約を締結しているなど、安全性や信頼性にも力を入れています。
以前は「スプレッドが広い」といった声がありましたが、スプレッドが非常に狭く取引手数料も無料のプロ口座がリリースされ、スプレッド面でも優れた業者になりました。
通貨ペアだけでなく仮想通貨などの自動売買も行いたい方や、安全性や信頼性を重視する方にFXGTはおすすめです。
HFM
平均スプレッド(ドル円) | セント口座:1.6pips
プレミアム口座:1.6pips プロ口座:0.6pips ゼロ口座:0.7pips Top-up Bonus口座:1.6pips HFコピー口座:1.6pips |
手数料(1ロットあたり) | 【ゼロ口座】
通貨ペア:往復6ドル ゴールド(XAU/USD):往復14ドル |
ボーナス | ・入金100%ボーナス
・入金25%ボーナス ・ラッキーくじ ・HFMガジェット抽選プレゼント ・トレーダー賞(リアルトレードコンテスト) ・余剰証拠金還元 ・HFMロイヤリティプログラム ・デモコンテスト |
最大レバレッジ | 2,000倍 |
HFM(エイチエフエム)は2010年に設立された老舗の海外FX会社であり、高い最大レバレッジ、業界トップクラスの取り扱い銘柄数など取引環境が優れています。
HFMには「HFコピー口座」という、コピートレード専用の口座が用意されており、自動売買を手軽に始められることも大きな魅力です。
スプレッドの広さも2023年5月のリニューアルで大きく改善され、狭いスプレッドで多くの銘柄を自動売買できるようになりました。
HFMは非常に高い最大レバレッジを活かしてEAで大きな利益を狙いたい方や、コピートレードを手軽に始めたい方におすすめです。
実際にEA(自動売買)を導入してみよう!
初めてEAを導入するときは少し戸惑うかもしれませんが、一度設定してしまえば自動で取引してくれるため、FX初心者から上級者まで非常に便利なツールになります。
EAを使って自動売買をするには、最初にMT4またはMT5をインストールし、それからEAを設定する必要があります。
ただし、FX業者などが用意しているVPS(Virtual Private Server)を使う場合は、MT4やMT5があらかじめインストールされているため、EAを設定するのみで大丈夫です。
VPSとは、ネットワーク上にあるパソコンにソフトウェアをインストールして稼働させるリモートデスクトップサービスのことを言います。
多くの海外FX業者では取引量などの条件付きではあるものの、無料VPSが用意されています。
また、海外FX業者にVPSが用意されていない場合でも、「お名前.com」などの業者で有料VPS(月額:1,000〜2,000円程度)を個別契約することが可能です。
以下ではMT4を例に自動売買導入の手順を解説していきますが、MT5でも基本的な手順は同じです。
まずは、FX業者の公式サイトからMT4(PC版)をダウンロードします(EAがMT5用の場合はMT5をダウンロード)。
公式サイトの「プラットフォーム」をクリックします。
次に、ダウンロードしたいMT4もしくはMT5をクリックします。
「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストールをしてください。
MT4が自動的に起動したら、画面左上の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択、「MQL4」フォルダ内にある「Experts」フォルダ内にEAを入れます。
左上の「ファイル」をクリックし、「データフォルダ」をクリックします。
「MQL4」をクリックします。
「Experts」をクリックします。
利用したい自動売買のデータを「Experts」内に保存します。
EAを入れたらMT4を一度閉じて再起動してください。
再起動したら、チャートの通貨ペアと時間足をEAが推奨している設定にします。
画面左の「ナビゲーター」ウィンドウに表示されているEAをチャートにドラッグ&ドロップしてください。
画面上部の「ツール」メニューの「オプション」を選択し、「エキスパートアドバイザ」の設定ページを開き、「自動売買を許可する」と「DLLの使用を許可する」のチェックボックスをオンにします。
「ツール」をクリックし、「オプション」をクリックします。
「自動売買を許可する」と「DLLの使用を許可する」にチェックします。
画面上部の自動売買ボタンをクリックし、チャートの右上に表示されている顔のマークが笑顔になればEAが稼働しています。
なお、MT4のスマホアプリをダウンロードしておくと、外出先でも運用成績を確認することが可能です。
FXのEA(自動売買)に関するよくある質問
FXのEA(自動売買) 徹底解説 まとめ
海外FX業者と国内FX業者の総まとめ
- 海外FX業者は、EAを使った自動売買が一般的なので選択肢が多く、ニーズに合ったEAを選べる
→総合力が高いのはXMTrading
→コピートレードやミラートレードで優秀なのはTitan FX - 国内FX業者は、レバレッジが規制されているのでロスカットされやすい
- 海外FX業者は、ロスカットされづらい
- 海外FX業者はボーナスが豊富で取引環境が優れているので初心者もトライしやすい
海外のFX業者ではEAを使った自動売買が一般的ですが、「コピートレード」や「ミラートレード」を提供している業者もあり、ユーザーは多くの選択肢の中からニーズに合った自動売買を選ぶことができます。
例えば、EAを使う場合は総合力の高いXMTrading、コピートレードやミラートレードをする場合は、ランキング形式で掲載されているトレーダーを選ぶだけで、優秀なトレーダーと同じ取引ができてチャットまで可能なTitanFXがおすすめです。
国内FX業者でも自動売買はできますが、金融庁によって最大レバレッジが25倍に規制されていることで、ロスカットされやすくなっています。
一方、海外FX業者であればロスカットされづらい環境で自動売買を開始できます。
さらに、口座開設ボーナスがある業者であれば、入金せずに自動売買を試してみることも可能です。
自動売買の選択肢が多く、取引環境にも優れており、ボーナスも豊富な海外FX業者で自動売買にトライしてみてはいかがでしょうか。