東京市場のドル円は150円を回復、米経済指標とパウエル発言に注目

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都内の外資系銀行でキャリアをスタートし、金融業界での第一歩を踏みだす。

入行2年目でリテール部門のファイナンシャルプランナーとして年間売り上げ成績全国1位を獲る。

その後、ヘッドハンティングによりコンサルティング会社、都内信託銀行でキャリアを積み、専業トレーダーとして独立。

万屋FXサイトの運営をしながら、動画や記事監修している。

【保有資格】
  • 日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
  • 投資診断士
  • 内部管理責任者
  • ウェブデザイン技能検定3級
【運営者情報】 https://fx-premiumtrade.com/company/

FXドル円トレーダーの皆様、東京市場は149円62銭からスタートし150円03銭まで円安が進みました。

韓国情勢が不安定などの悪材料はありましたが、じりじりとドル安方向に進んでいます。

今夜の注目は11月ADP雇用者数とパウエル議長の発言です。

米経済指標とパウエル議長の発言が相場にどう影響を与えるか、初心者の方でもわかりやすい戦略を紹介します。

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目次

昨日のドル円値動きと背景

昨夜22時30分頃、韓国の尹大統領側による突然の「非常戒厳令」布告を受けて、外国為替市場が大きく動揺しました。

それまで150円近辺でもみ合いが続いていたドル円相場は、一気に下落に転じ、148.65円まで急落する展開となりました。

この急激な動きの背景には、予期せぬ政治的緊張の高まりを受けたリスク回避の動きが強まり、安全資産とされる米国債や円への資金シフトが加速したことが挙げられます。特に、アジア地域における地政学的リスクの急激な上昇懸念から、投資家のリスク許容度が大きく低下したことで、円買い圧力が強まる結果となりました。

2024年12月4日の注目指標:ADP雇用統計とパウエル議長の発言

本日の米国時間におけるドル円は、緊迫化する韓国情勢に加え、米国の重要経済指標とパウエルFRB議長の発言という複数の重要イベントを控え、神経質な展開が予想されます。

特に注目を集めているのは、週末に控える11月の米雇用統計ですが、その前哨戦として、本日発表されるADP雇用者数が市場の関心を引いています。

FRBが雇用関連データを政策判断の重要な指標としていることから、このADP雇用者数の結果を受けてのパウエルFRB議長の発言内容が、市場の方向性を左右する可能性が高いとみられています。

2024年12月4日のトレード戦略:レンジを意識しつつリスク管理を徹底

パウエル議長は慎重な姿勢から、「雇用統計や消費者物価指数などのデータを注視する」といった表現に留まる可能性が高いです。

しかし、仮に12月の利下げ実施や来年以降の利下げ見通しについて言及があれば、長期金利の低下やドル売り、株式市場での買い圧力が強まることが予想されます。

テクニカル面での注意点

テクニカル面では、一目均衡表の分析から興味深い動きが観察されています。

相場は一時的に雲の上限を割り込む場面がありましたが、下影を残して雲の上限水準で踏みとどまりました。

また、100日移動平均線の上方で推移していることから、雲の上限が下値サポートとして意識される展開が予想されます。

移動平均線に注目して、ポジション管理を徹底しましょう!

ADP雇用統計やISM非製造業総合指数などのファンダメンタルズにも注目

今夜はADP雇用統計やISM非製造業総合指数など重要な経済指標の発表があります。

これらの経済指標の発表前後は大きくドル円相場が動く可能性がありますので、ポジション管理には細心の注意を払いましょう。

FX初心者の方は、ロスカットに引っ掛からないのがまずは大事なので、少ないポジションで取引するのがおすすめです。

特に指標発表前後やパウエル議長の発言には注意して取引をしましょう。

2024年12月4日の見通し:上値は150円80銭、下値は148円50銭がメド

米経済指標とパウエル議長の発言、さらには不安定な韓国情勢も加わり、上下に大きく振れる可能性があります。

​​​​​​​​​​​​​​​​相場の目安として、上値メドを150円80銭、下値メドを148円50銭と設定しています。

2024年12月4日のトレード戦略まとめ

米国の経済指標パウエル議長の発言の発言に加えて、韓国情勢、中東やウクライナなどにおける地政学的リスクの高まりにも警戒が必要です。

テクニカル面では、昨日の直近安値更新により、基本的なリスクは下方向にバイアスがかかっているものの、150円台までの戻りが早かったことから、それほど強い下値リスクは見られない状況です。

週末の米雇用統計発表を控え、当面は様子見ムードが継続する可能性が高いと見られています。​​​​​​​​​​​​​​​​

韓国情勢やアメリカの重要な指標、パウエル議長の発言の注目しましょう。

以上、12月4日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。

今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。

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