米CPIを控え様子見ムードか?2024年12月9日は大きな動きはない!?

記事監修者ルカの画像 この記事の監修者 ルカ

都内の外資系銀行でキャリアをスタートし、金融業界での第一歩を踏みだす。

入行2年目でリテール部門のファイナンシャルプランナーとして年間売り上げ成績全国1位を獲る。

その後、ヘッドハンティングによりコンサルティング会社、都内信託銀行でキャリアを積み、専業トレーダーとして独立。

万屋FXサイトの運営をしながら、動画や記事監修している。

【保有資格】
  • 日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
  • 投資診断士
  • 内部管理責任者
  • ウェブデザイン技能検定3級
【運営者情報】 https://fx-premiumtrade.com/company/

FXドル円トレーダーの皆様、東京市場では、明後日の米CPI(消費者物価指数)を前に終始動きは少なかったです。

149円後半での小幅な値動きが継続し、市場参加者の様子見姿勢が鮮明でした。

今夜のが特に重要な経済指標の発表はありません。

初心者の方でもわかりやすいCPI発表を控えた戦略を紹介します。

これからFX取引を始めたいとお考えの方に向けて、人気海外FX業者をランキング形式で紹介している記事も用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

目次

東京時間の動向:149円後半での小幅な動きに終始

東京時間における為替市場は、目立った売買材料に欠けるなか、ドル・円相場は149円台後半での小幅な値動きとなりました。

主要な経済指標の発表も限られており、方向感の乏しい展開。

米CPI発表を明日に控え終始小幅な動き

海外市場からの影響

先週末の米国雇用統計において、11月の非農業部門雇用者数が予想以上の改善を示したものの、失業率の予想外の上昇が注目を集めました。

これを受けて、12月FOMCでの追加利下げ観測が強まる展開となりました。

明後日のCPIに大きな注目が集まるようになり、12月9日の東京時間のドル円の動きは小幅な動きに終始しました。

レンジ相場が続いたのでスキャルピングを得意とするトレーダーは稼げたかもしれません。

国内経済指標の動向

14時に発表された11月の景気ウォッチャー調査では、現状判断が49.4と市場予想の47.1を大きく上回る結果となりましたが、為替市場への影響は限定的にとどまっています。

日銀政策決定会合以外で日本の経済指標で大きくドル円が動くケースは少ないため、やはり多くの市場参加者は明後日の米CPIに注目をしているのでしょう。

日本の経済指標の最大の注目点は日銀政策決定会合

12月9日の米国時間の市場展望

11日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、市場参加者の様子見姿勢が強まっています。

また、17-18日開催予定のFOMCへの注目度も高まっています。

12月9日の米国時間のドル円は大きな動きはなさそうですが、突発的な値動きには注意が必要です。

米雇用統計の詳細分析

11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の改善が見られたものの、失業率の上昇により、労働市場に対する見方が難しくなりました。

特にハリケーンやストライキの影響からの回復が十分でないとの見方が市場で強まっています。

FRBの利下げの可能性は十分にありますが、明後日のCPIの結果をみてからの判断になりそうです。

消費者信頼感の動向

米12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想以上の上昇を示し、これを受けてFRB高官からのタカ派的な発言も相次ぎました。

この結果、一時的なドル売り圧力が後退する場面も見られました。

ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、米国の消費者心理を測る重要な経済指標です。

毎月中旬に発表され、消費者の最新経済状況に対する評価と将来の見通しを示します。消費者の購買行動の予測に広く活用され、金融市場への影響を評価する指標の一つとして注目されています。

テクニカル分析の視点

日足チャートの一目均衡表分析では、相場は雲上限近辺での推移が続いています。

100日移動平均線を上回る水準を維持しており、今後は切り上がる雲上限に沿った動きが注目されています。

一目均衡表は日本独自のテクニカル分析手法で、転換線、基準線、先行スパン1と2、遅行スパンの5つの線から構成されます。これらの線から形成される「雲」を基準に、相場のトレンドや転換点を判断する手法として世界的に活用されています。

FRBのブラックアウト期間に入り、経済指標により注目が集まりそう

FRBのブラックアウト期間入りにより、金融政策に関する発言が制限される中、市場参加者は経済指標の動向により注目する展開となっています。

FRBのブラックアウト期間は、FOMC予想の開催前後に金融政策に関する発言を控える期間です。公平性を確保する目的があります。

12月9日の米ドルの予想レンジ:上値…150円80銭、下値…149円60銭

今晩の海外時間では、上値メド150円80銭、下値メド149円60銭のレンジ内での推移が予想されています。

目立った経済指標の発表が予定されていないことから、小動きの展開が続く可能性が高くなっています。

中長期的にみると、FOMCでの金融政策決定を控え、市場参加者の間では年末にかけての相場動向に対する関心が高まっています。

特に、インフレ動向と金融政策の方向性が注目されていますのでファンダメンタルズにも注目しましょう。

2024年12月9日のトレード戦略まとめ

12月9日米国時間のドル円は11日のCPIを控え、小動きな展開が予想されます。

値動きがないレンジ相場でもスキャルピングは利益の出しやすい取引手法です。

また、FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。

以上、12月9日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。

雇用統計は大きくドル円が動く可能性があるので初心者の方はロスカットに引っ掛からないことが重要です。ポジションは小さめに保有するのがおすすめです。

今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。

海外FX初心者の方には以下の記事もおすすめ!
この記事が役に立ったらシェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日々、双子の兄のルカが営む万屋FXでナビゲーターとして働きながらFXトレーディングに励んでいる、活発な銀狐女子。

彼女の夢はFXトレードで得た利益を貯めて、将来自分のお菓子屋さんを開くこと!

好きな食べ物は油揚げと甘いものであり、それが彼女の喜びとリフレッシュの源。

今日もルナは夢に向かって着実に前進し続ける。

目次