FXドル円トレーダーの皆様、東京市場では、日銀による12月利上げ観測後退を材料に円安が続き154円台手前まで上昇をしました。
12月18日・19日に開かれる日銀政策決定会合に注目が集まっています。
本日のドル円の注目は米12月製造業PMI!
初心者の方でもわかりやすいPMI発表日の戦略を紹介します。
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東京市場の為替動向:154円手前まで上昇
東京市場でのドル円は、日銀の金融政策決定会合を前に円売りが加速する展開となりました。
特に注目を集めたのは、日銀による12月の利上げ見送り観測の強まりで、これが主な要因となって円安が進行。
一時1ドル=153円98銭まで上昇し、2023年10月以来となる154円台に迫る場面も見られました。
市場関係者からは、日銀の金融政策の現状維持観測が強まる中、内外金利差を意識した円売りの流れが続いているとの見方が示されています。
特に海外投資家による円売り・ドル買いの動きが活発化している点が特徴的です。
米国の金融政策に注目
米国の金融政策動向も為替市場の主要な焦点となっています。
先週発表された11月の米輸入物価指数が市場予想を上回る上昇を示したことで、インフレ圧力の持続が意識され始めています。
これにより、2024年の利下げペースが当初の市場予想よりも緩やかになるとの見方が強まっており、長期金利の上昇を通じてドル買い材料となっています。
さらに、来週に予定されているFOMC(連邦公開市場委員会)では、金利見通しを示すドットチャートの更新も予定されており、市場参加者の間では今後の金融政策の方向性を見極めようとする動きが強まっています。
特に注目されているのは、2024年以降の利下げペースに関する市場予想と、実際のFRB(連邦準備制度理事会)の見通しとの乖離です。
FOMCは連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)の略で、米国の金融政策を決定する最高の機関です。
FRB議長と投票権を持つ理事・地区連銀総裁で構成され、年8回、政策政策や量的緩和などを決定します。
米国経済と世界の金融市場に大きな影響を与えます。
テクニカル面からの分析
テクニカル分析の観点からは、ドル円相場に強気シグナルが点灯しています。
一目均衡表では、相場が雲上限を明確に上回って推移しており、上昇トレンドの継続を示唆しています。
また、100日移動平均線を上回る水準での推移が続いていることも、中期的な上昇トレンドを裏付ける材料となっています。
基準線を突破したことで、テクニカル的にも上値を試す展開が予想されます。
今週の重要イベント
今週は重要イベントが盛りだくさんです。
米FOMC
17-18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は、今年最後の重要イベントとして市場の注目を集めています。
市場では0.25%幅の利下げが予想されていますが、それ以上に注目されているのが2024年以降の金融政策の方向性です。
特に、FOMCメンバーの金利見通しを示すドットチャートの更新は、来年の利下げペースを占う重要な指標として注目されています。
最近の経済指標では、インフレ圧力の持続を示唆するデータも見られており、市場予想と実際の政策との間にギャップが生じる可能性も指摘されています。
パウエルFRB議長の記者会見での発言内容も、市場の方向性を左右する重要なポイントとなるでしょう。
日銀金融政策決定会合
18-19日に開催される日銀の金融政策決定会合では、現行の金融緩和策の行方が焦点となっています。
市場では、今回の会合での追加利上げは見送られるとの見方が優勢です。
特に、黒田前総裁から植田現総裁への交代以降、金融政策の正常化に向けた議論が徐々に活発化している点が重要です。
今回の会合では、米FOMCの結果も踏まえた上での判断となることから、日米の金融政策の方向性の違いが改めて意識される可能性があります。
その他の重要な経済指標
今週は欧米を中心に重要な経済指標の発表が相次ぎます。
特に注目されるのは、米国と欧州の製造業・サービス業PMI(購買担当者景気指数)の速報値と、米国のNY連銀製造業景気指数です。
これらの指標は、世界経済の健全性を測る重要なバロメーターとなります。
製造業PMIでは、経済の回復力が試されており、特にアメリカとドイツの数値が注目されています。
また、米国の経済指標については、FOMCの政策判断に影響を与える可能性があることから、市場参加者の関心が高まっています。
加えて、ECB(欧州中央銀行)の要人発言も予定されており、世界的な金融政策の方向性を見極める上で重要な手掛かりとなることが期待されています。
米ドルの優位性
米ドルは、主要通貨に対して強含みの展開が続いています。
これは、米国の堅調な経済指標と、相対的に高い金利水準が支援材料となっています。
特に、最近の経済指標では、雇用市場の底堅さやインフレ圧力の持続が示唆されており、これが米ドル買いの根拠となっています。
また、地政学的リスクの高まりも、安全資産としての米ドルの需要を支える要因となっています。
市場参加者の間では、米国経済の相対的な強さが意識されており、特に欧州やアジアの経済との比較において、米国経済のレジリエンス(回復力)が評価されています。
さらに、FRBの金融政策が他の主要中央銀行と比べて引き締め的であることも、米ドルの優位性を支える要因となっています。
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析からみる今夜の戦略:レンジは153円40銭から154円40銭
今晩の海外時間における予想レンジは、上値メド154円40銭、下値メド153円40銭と設定されています。
これらの価格帯は、市場参加者の重要な判断基準となっています。
短期的な見通し
市場参加者の間では、本日のドル円相場について、154円40銭を上値メド、153円40銭を下値メドとする展開が予想されています。
この見方の背景には、日銀の金融政策決定会合を控えた様子見ムードが強く影響しています。
特に、日銀会合の結果が出るまでは、大きなポジション構築を控える動きが予想されます。
また、米FOMCの結果も重要な判断材料となることから、これら二大イベントの結果を見極めようとする慎重な姿勢が続くと予想されています。
ただし、日銀の政策判断如何では、円相場が大きく変動する可能性も指摘されており、市場参加者は警戒感を持って相場を見守っている状況です。
米国PMI(購買担当者景気指数)は、ISMが毎月発表する企業の景況感を示す指標です。
製造業と非製造業に分かれ、50を超えると景気拡大、下回ると景気後退を示します。
受注・生産・雇用など複数の項目を調査し、米国経済の動向を把握することが重要です。
リスク要因の分析
市場を取り巻くリスク要因として、複数の不確実性が指摘されています。
最も注目されているのは、米国のインフレ動向と金融政策の方向性です。
特に、最近の経済指標がインフレ圧力の持続を示唆していることから、FRBの政策判断が市場予想と乖離する可能性が指摘されています。
また、日銀の金融政策正常化のタイミングも重要なリスク要因となっています。
地政学的リスクについては、中東情勢の緊迫化や米中関係の動向が注視されています。
加えて、世界的な景気減速懸念も根強く、特に中国経済の先行き不透明感が市場のリスク要因として意識されています。
これらの要因が複合的に作用することで、市場のボラティリティが高まる可能性も指摘されています。
2024年12月16日のトレード戦略まとめ
12月16日米国時間のドル円はPMIの発表はありますが、比較的小幅な動きになりそうです。
今週、FOMCと日銀政策決定会合があるからです。
FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。
以上、12月16日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。
今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。
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