FXドル円トレーダーの皆様、東京市場では、FOMCの利下げペース減速と日銀の利上げ見送りによって円安が続き、156円を突破しました。
本日のドル円の注目は米GDP!
初心者の方でもわかりやすいGDP発表日の戦略を紹介します。
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東京市場:150円80銭から始まり、156円まで円安
東京市場は、日銀の金融政策決定会合の結果を受けて、大きく円安になりました。
理由は利上げを見送ったことです。
日中の動向
本日の東京市場では、ドル/円相場が開始直後から上昇基調を示しました。
154.80-85円での寄り付き後、一時的に154.45円まで下落する場面も見られましたが、日銀の金融政策決定会合での金利据え置き判断を受けて、急速なドル買い・円売りの展開となりました。
特筆すべきは、約1ヶ月ぶりとなる155円台を突破し、さらに156円台まで上昇したことです。
市場参加者の間では、日銀の慎重な姿勢が円売り圧力を強める要因となったとの見方が広がっています。
主要通貨との関係性
為替市場全体を見渡すと、ドルは主要通貨に対して全面高の展開となっています。
これは、FRBの金融政策に対する市場の解釈が大きく影響しています。
特に、今後の利下げペースが市場予想より緩やかになる可能性が示唆されたことで、ドル買いの地合いが強まっています。
また、他の通貨ペアでも、ドル高基調が鮮明となっており、グローバルな資金の流れがドル選好を示している状況が続いています。
金融政策の影響分析
本日は、FOMCと日銀政策決定会合という2つの大きなビックイベントがありました。
日本と米国の金融政策について見ていきましょう。
米国の金融政策動向
FOMCでは予想通り3会合連続で利下げが実施されましたが、今後の金融緩和ペースについては市場予想を下回る見通しが示されました。
具体的には、通常ペースでの2回分の利下げ予測が示され、これが市場にとってサプライズとなりました。
パウエルFRB議長の姿勢について、市場では「ハト派を装うタカ派」との見方が広がっており、この政策スタンスがドル高要因として作用しています。
日本の金融政策影響
日銀の金融政策決定会合では、市場の一部で予想されていた利上げは見送られ、金利据え置きが決定されました。
注目すべき点として、田村委員が利上げを主張し、据え置きに反対票を投じたことが挙げられます。
また、年明け以降の経済見通しについて、日銀は慎重な姿勢を示しており、「経済・物価をめぐる不確実性は依然として高い」との認識を示しています。
日本銀行は12月18日に2日間の金融政策決定会合を開き「金利の据え置き」を決めました。
田村委員の利上げ主張が注目されています。
グローバル金融市場への波及
金融政策の違いが市場に与える影響は広範囲に及んでいます。
特に、日米の金利差が当面縮まりにくい環境が継続すると予想されることから、ドル高・円安バイアスが働きやすい状況が続くと見られています。
この状況は、株式市場にも影響を与えており、NY市場では金利高止まりへの懸念からダウ平均が1100ドル超の大幅な下落を記録しました。
テクニカル分析から本日の米国市場
テクニカル分析から本日の米国市場を予想しました。
ぜひ参考にしてください。
フィボナッチ分析
現在のドル/円相場は、11月高値156.76円を起点とした下げ幅の76.4%戻しを大きく上回る水準まで上昇しています。
テクニカル分析の観点からは、次のターゲットとして100%戻しが視野に入っており、さらにその先には160円という大台も見えてきている状況です。
フィボナッチ・リトレースメントの各レベルが重要な節目として機能することが予想されます。
フィボナッチ・リトレースメントは、相場の値動きの反発・調整の目安となる水準を示すテクニカル指標です。
上昇・下降トレンドの高値から安値の間を、フィボナッチ数列から導かれる23.6%、38.2%、50%、61.8%の比率で分割し、サポート・レジスタンスラインとして活用されます。
特に38.2%と61.8%は重要な節目として注目されます。
トレンド分析
ドル/円相場は、本日の東京市場で大きく上昇トレンドを強めています。
11月15日以来となる156円台を記録し、当面のターゲットとして156.76円が意識されています。
このレベルは、年初来高値161.96円からの下落幅に対する重要な戻りポイントとなっており、ブレイクした場合には更なる上昇余地が生まれる可能性があります。
サポート・レジスタンス分析
現在の相場環境では、主要なサポートレベルとして155円が意識されています。
上昇スピードが速いことから、一旦反落した場合の下げも急激になる可能性があります。
一方、上値では156.76円が重要なレジスタンスとなっており、このレベルを突破できるかどうかが今後の相場展開の鍵を握っています。
経済指標の影響
本日の米国相場を経済指標から分析をしてみました。
米国経済指標の重要性
本日発表予定の米国経済指標として注目されるのは、7-9月期のGDP確報値と12月のフィラデルフィア連銀非製造業活動指数です。
これらの指標は、FRBが示した慎重な利下げスタンスを裏付けるものとなるか否かが注目されています。
特にGDP確報値は、米国経済の基調的な強さを確認する上で重要な指標となります。
アメリカのGDPは世界最大規模で、世界経済の指標として重要です。
四半期ごとに速報値、改定値、確報値が発表され、年率換算の実質成長率が注目されます。
個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出、輸出入の項目で構成され、市場への影響力が特に大きい経済指標として知られています。
英中銀の政策決定
英国の金融政策決定も市場の注目を集めています。
グローバルな金融政策の方向性が市場のセンチメントに大きな影響を与える中、英中銀の決定は為替市場全体の動向にも影響を及ぼす可能性があります。
特に、政策金利の決定と共に示される経済見通しや政策スタンスが注目されています。
相場見通しへの示唆
本日の欧米時間におけるドル/円の予想レンジは155.50-157.00円とされています。
上値では156.76円のフィボナッチポイントが重要な節目となり、これを突破した場合には157円台への展開も視野に入ってきます。
一方、下値方向では155.50円までの間に目立ったサポートが見当たらないため、一旦下げに転じた場合には予想以上の下落となる可能性も指摘されています。
2024年12月19日のトレード戦略まとめ:ドル円の上値は157円50銭、下値は154円50銭
12月19日米国時間のドル円はFOMCと日銀政策決定会合の結果を受け、156円を突破する円安が続いています。
本日の注目は米国GDP。
ドル円の上値は157円50銭、下値は154円50銭と予想します。
FX初心者の方は必要以上に大きなポジションを取るのではなく、まずは小さなポジションからトレードするようにするのがおすすめです。
以上、12月19日のドル円のトレード戦略を初心者向けに解説しました。
今夜の注目ポイントを押さえながら、ぜひ安全に取引を進めてください。
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